2026.01.05

「ハリヤナ・サンダース」が須﨑優衣(キッツ)を大会史上最高の1,043万円で獲得!…インドPWL2026

 1月17日から6年ぶりに再開されるインドのプロ・リーグ「PWL2026」のオークション(スカウト会議)が1月3日に行われ、日本から唯一エントリーした須﨑優衣(キッツ)は、争奪戦の末、「ハリヤナ・サンダース」が大会史上最高となる約600万ルピー(約1,043万3,700円)で落札した。

▲世界レスリング界の「スター」から、「スーパースター」への道を歩み始めた須﨑優衣(キッツ)=2024年パリ・オリンピック(撮影・保高幸子)

 PWLに参加する6チームには、総予算1億2千万ルピー(約2億867万円)を分配して各2千万ルピー(約3478万円)が与えられ、“競売方式”で9~12選手をスカウトするシステム。須﨑ら国際舞台で実績のあるA+選手のベースは180万ルピー(約313万円)。地元のヒーローでもあるアマン・セラワト(パリ・オリンピック男子フリースタイル57kg級銅メダル)が「ムンバイ・ダンガルズ」に510万ルピー(約886万9,000円)で落札され、「ハリヤナ・サンダース」は、それ以上の金額を提示して須﨑を獲得した。

 昨年の世界選手権・男子フリースタイル125kg級3位のロバート・バラン(ポーランド)550万ルピー(約956万4200円)を上回り、2018年まで4回行われた大会を含めて史上最高額となる。

世界レスリング界の常識を覆す画期的なイベント

 上位には女子選手も多くいた。昨年の世界選手権53kg級3位のアンティム・パンガル(インド)は「UPドミネーターズ」に520万ルピー(約904万2,000円)で落札され、須﨑、バランに続いて男女通算の3位。パリ・オリンピック62kg級5位のアナ・ゴディネス(カナダ)が「パンジャブ・ロイヤルズ」から460万ルピー(約799万9,000円)で女子3位に続いた。
 
 インドのメディアは、須﨑の史上最高額の入札を「2021年東京オリンピック金メダリストとして並外れた実力が要因」とする一方、「男女平等を求め、すべての選手に平等な機会を提供するというリーグの取り組みを反映したもの」とPWLの姿勢を賞賛。

 PWLのダヤーン・ファルーキ会長は「インド女子レスリングにとって画期的な出来事です。須﨑優衣選手の記録的な落札価格は、プロスポーツにおいて女子アスリートの価値が高く、非常に魅力的であるという強いメッセージです」と評価。レスリングが性別に関わらず卓越性を称えるスポーツであり、男女の境界はないことの証明と主張し、「PWL2026は、参加と市場価値の両面で男女平等の基準を確立しました。インドにおける他のフランチャイズ型スポーツリーグへの扉を開くものです」と話した。

 リーグ戦は1月15日から2月1日までニューデリー近郊のノイダ・インドア・スタジアムで開催される。男子5階級、女子4階級の9階級で争われる(注=2018年大会までに準じれば、男子は57・65・74・86・125kg級、女子は53・57・62・76kg級)。男子2選手・女子2選手の海外選手と、少なくとも1選手は若手カテゴリー「C」から選ぶことが義務づけられ、国際競技力の向上と新しい選手の育成を目指すシステム。

 
 
 
 
 
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