世界レスリング連盟(UWW)は12月15日、2025年の「ブレークアウト・レスラー・オブ・ザ・イヤー」(シーズン前はさほど注目されていなかったが、一気にブレークした選手)の女子に、世界選手権59kg級を制した尾西桜(日体大)を選出した。
尾西は、19歳にして2月のUWWランキング大会(アルバニア)、3月のアジア選手権、8月のU20世界選手権、9月のシニア世界選手権で優勝。国際大会で15戦無敗の完璧な戦績を残した。勝ち方も、テクニカルスペリオリティ11試合、フォール勝ち3試合、ポイント勝ち1試合で、総スコア158-17と素晴らしく、世界のスターダムにのし上がったと評価された。
これまでに、賞の名称は違うが2018年の「ブレークアウト・パフォーマー・オブ・ザ・イヤー」に、世界選手権初出場で日本男子の最年少世界王者の記録を更新した乙黒拓斗が選ばれている。
男子フリースタイルは、世界選手権92kg級優勝のトレント・ヒドレー(米国)、男子グレコローマンは世界選手権82kg級優勝のゴレムレザ・ファロキ(イラン)が選出された。
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