2025.11.17

春の王者・文化学園大杉並高が、夏の王者・自由ヶ丘学園高を破る…11.16東京都高校新人大会

 関東高校選抜大会の予選を兼ねた2025年東京都高校新人大会が11月16日、東京・都立三商高体育館で行われ、昨年の全国高校選抜大会優勝の文化学園大杉並高と、インターハイ優勝の自由ヶ丘学園高の学校対抗戦決勝は、4-3で文化学園大杉並高が勝った。

 自由ヶ丘学園高は、51kg級が不在だったほか、125kg級が負傷で不戦敗。文化学園大杉並高も55kg級は不在で、闘った試合は2勝2敗。2校に出場資格が与えられる関東高校選抜大会(2026年1月31日~2月1日、神奈川・横須賀市)での再戦が注目される。

▲大激戦だった65kg級。劣勢だった永井琥一朗(赤=杉並)が、がぶり返しで齋藤功将(自由ヶ丘)から貴重な逆転勝利


 ■文化学園大杉並高・成國大志監督「夏(インターハイ予選で敗れる)のリベンジができたことは、素直にうれしいです。ライバル校であり、夏の王者を倒して1位を勝ち取れたことは、選手たちも自信にしてくれると思う。この流れを関東大会、全国大会で発揮したい。

 学校対抗戦のため、本来の階級から落とす選手も上げる選手もいた。選手自身が決断したこと。チームのためにやってくれたことは、ものすごくうれしい。去年の(選抜の)チャンピオンではあるけど、チャレンジャーでもあるので、伸び伸びやらせたい」

 ■自由ヶ丘学園高・田野倉翔太監督「全国大会では絶対に優勝します。負けたので、今言うことはそれだけです。最重量級は手術明けで無理させられなかった。次(関東高校選抜大会)は闘えますので、頑張ります」

▲試合が終わればノーサイド。文化学園大杉並高・成國大志監督(右)と自由ヶ丘学園高・田野倉翔太監督。関東大会決勝での再戦を誓った


激戦のあと

▲不戦勝による1勝1敗のあとの60kg級。1年生インターハイ王者の薬野柑太(青=自由ヶ丘)が土屋悠空(杉並)を破ってリード

▲65kg級も齋藤巧将(青=自由ヶ丘)がいい調子で試合を進めたが、逆転を許してしまった(上写真)

▲71kg級は中学時代の全国王者・山田航大(赤)が勝って文化学園大杉並がリード

▲80kg級は永田裕生(青=自由ヶ丘)が勝ったが、125kg級は棄権のため、チームとしては文化学園大杉並の勝利