兵庫・芦屋学園中高、香川・高松北高、東京・自由ヶ丘学園高、法大の男女混成チーム(11選手)がノルウェーに遠征し、11月22日(土)にオスロ近郊のラングスで行われる「コルボトン・カップ」に出場。その後、25日まで地元選手に欧州選手が加わる合同合宿へ参加する。
「コルボトン・カップ」はU12、U15、U17 、U20 の男グレコローマン、男子フリースタイル、女子が実施される同国で大規模の国際大会。坂本涼子・芦屋学園高中監督の現役試合の好敵手で、世界を4度制したグドルン・ホイエとのつながりで実現する。欧州のみならず、米国、カナダを含め16ヶ国がエントリーしたという。
選手団は下記の通り。11月18日に関西空港と成田空港から出発。20・21日に大会前の調整練習を行い、22日に大会出場。23~25日に合宿練習を行い、28日に帰国する。
■芦屋学園中高・坂本涼子監督の話「ノルウェー・オスロで開催される「コルボトン・カップ&ガールズ・キャンプ」に参加できることを大変うれしく思います。 この大会はヨーロッパ各国の若い選手が集う国際大会であり、選手にとっても私にとっても、学びの多い貴重な機会になると思います。選手たちが国を越えてレスリングを学び合う環境を提供できることを、心からうれしく思っています。
この遠征が実現した背景には、長年親しく交流を続けてきたノルウェーのグドルン・ホイエ(Gudrun Høie)コーチの存在があります。 彼女とはかつて選手として競い合ったライバルであり、今では互いに敬意を持って女子レスリングの未来を語り合う、大切な仲間です。
昨年の「栄和人杯」で再会した際、同コーチから『女子のインターナショナルキャンプを開催したい』との提案を受け、それが今回の遠征へとつながりました。 ノルウエーとは数年前から交流があり、十分なコミュニケーションを取ってきたことで、現地側の受け入れ体制も万全に整っています。
私も指導者として非常に楽しみな遠征であり、彼女との意見交換を通して、ヨーロッパでの指導現場の考え方や育成環境を学び、日本の選手育成に新しい視点を持ち帰りたいと思っております。単に勝敗だけでなく、異文化の中で選手一人ひとりが自分の可能性を広げ、国際舞台の空気を肌で感じることを何よりも重視しています。挑戦の中で得られる経験や出会いが、今後の成長の糧になるよう、願っています。
最後になりますが、この遠征の準備・実施にご協力くださった関係者及び指導者の皆さま、保護者の皆さまに深く感謝申し上げます。
【コーチ】坂本涼子(兵庫・芦屋学園中高監督)、杉林主税(同コーチ)、南原健志郎(香川・高松北高コーチ)
【選手】
棚田沙雪(兵庫・芦屋学園高)
永冨琉衣(兵庫・芦屋学園高)
楠 彩乃(兵庫・芦屋学園高)
杉林羅夢(兵庫・芦屋学園中)
杉林 盤(兵庫・芦屋学園中)
金田未梨菜(大阪・大隈東小)
木村允希愛(香川・高松北高)
大矢華乃(東京・自由ヶ丘高)
小原春佳(法大)
川村百花(法大)
藤本夏妃(法大)