2025.11.13NEW

【2025年世界選手権・レビュー(30)完】男子グレコローマン130kg級/優勝選手・表彰式・闘いのあと

(2025年9月13~21日、クロアチア・ザグレブ)


【男子グレコローマン130kg級】
アミン・ミルザデフ(Mirzazadeh, Amin Mohammadzaman=イラン)

(UWWサイトより)

(UWWサイトより)

 1998年1月8日生まれ、25歳。2015年にカデット(現U17)のアジア選手権と世界選手権で優勝。2018年にもジュニア(現U20)の両大会を制覇。2020年アジア選手権でシニア初の国際タイトルを獲得。2021年東京オリンピックは、他の選手が獲得した出場枠を奪取して出場したが、5位に終わった。

 同年のU23世界選手権で優勝。2022年は世界選手権に初出場し、東京オリンピックの3位決定戦で敗れたリザ・カヤルプ(トルコ)に敗れて2位。2023年は世界選手権決勝でカヤルプにリベンジして初の世界一に輝き、男子で初の4世代の世界選手権を制覇した

 2024年パリ・オリンピックは初戦でV5を目指すミハイン・ロペス(キューバ)に敗れて世界グランドスラム(オリンピック+4世代の世界選手権制覇)は達成できなかったが、銅メダルを獲得。2025年はランキング大会第2戦(アルバニア)に勝ち、世界選手権で2度目の優勝を果たした。


 ■アミン・ミルザデフの話「金メダルを獲得し、世界ヘビー級の表彰台の頂点に立つことができて、本当に誇りに思います。国民も喜んでくれることを願っています。彼らの喜びは、私の喜びですから。

 毎年成長し、レベルアップし、何度も母国を代表して闘うために全力を尽くしていきます。私の目標は、世界選手権とオリンピックで金メダルを持ち帰り、母国の国民に誇りを持ってもらうことです」


《1回戦~決勝の成績》ブラケット
決 勝 ○[7-2]Vitek, Dariusz Attila(ハンガリー)
準決勝 ○[3-1]Jiang, Wenhao(中国)
3回戦 ○[フォール、1:12=3-4]Kuosmanen, Matti Elias(フィンランド)
2回戦 ○[VSU、3:54=8-0]Koscevic, Marko(クロアチア)
1回戦  BYE


【表彰式】

(UWWサイトより)

[1]Mirzazadeh, Amin Mohammadzaman(イラン)
[2]Vitek, Dariusz Attila(ハンガリー)
[3]Hlinchuk, Pavel(UWW=ベラルーシ)
[3]Kuosmanen, Matti Elias(フィンランド)
[5]Jiang, Wenhao(中国)
[5]Kuchmiy, Nikolai(ウクライナ)