(2025年9月13~21日、クロアチア・ザグレブ)
【男子グレコローマン67kg級】
サエイド・エスマエイリ(Esmaeili Leivesi, Saeid Morad Goli=イラン)
2003年7月15日生まれ、22歳。2019年にアジア・カデット(現U17)選手権と世界カデット選手権で優勝。コロナ禍を経て、2021年に世界ジュニア(現U20)選手権2位、翌年に優勝。2024年からシニアの国際舞台で闘い、アジア選手権優勝。2021年東京オリンピック優勝のモハマド・レザ・ゲラエイとの代表争いに勝ってパリ・オリンピックに出場。2回戦で前年の世界王者オルタ・サンチェス(キューバ)をテクニカルスペリオリティで破り、波に乗って勝ち抜いた。
2025年もアジア選手権で勝ち、世界選手権でも5試合中4試合をテクニカルスペリオリティで勝ち抜いた。3世代の世界王者とオリンピックの優勝を達成しており、世界のグランドスラムにU23世界選手権を残すのみとなった。
■サエイド・エスマエイリの話「賢い戦略を使って2-1で勝ち、世界チャンピオンになれました。決勝に進出する選手は、だれでも優れたレスラーであることは明らかです。決勝では、不必要なリスクをおかしたくなかった。勝つための明確な戦略があり、それがうまくいって本当によかった。
(シニアの)世界選手権に出場するのは今回が初めてでした。それ以前にもオリンピックに出場し、ありがたいことに金メダルを獲得していました。今回、再び金メダルを獲得し、オリンピックで金メダルを取った実力を証明することができました」
《1回戦~決勝の成績》=ブラケット
決 勝 ○[2-1]Jafarov, Hasrat(アゼルバイジャン)
準決勝 ○[VSU、1:44=10-0]Agaev, Daniial(UWW=ロシア)
4回戦 ○[VSU、1:54=8-0]Joergensen, Harvaard(ノルウェー)
3回戦 ○[VSU、4:04=8-0]Sharibjanov, Shermukhammed(ウズベキスタン)
2回戦 ○[VSU、3:40=9-0]Nad, Sebastian(セルビア)
1回戦 BYE
【表彰式】
[1]Esmaeili Leivesi, Saeid Morad Goli(イラン)
[2]Jafarov, Hasrat(アゼルバイジャン)
[3]Galstyan, Slavik(アルメニア)
[3]Agaev, Daniial(UWW=ロシア)
[5]Nad, Sebastian(セルビア)
[5]Beishekeev, Razzak(キルギス)