米国が3世代の世界選手権・国別対抗得点を制覇…2025年U23世界選手権（男子フリースタイル）

　2025年U23世界選手権の男子フリースタイルは10月24～27日、セルビア・ノビサドで行われ、米国が4階級で優勝。2階級で優勝したイランを振り切って国別対抗得点で優勝した。米国はU17とU20の世界選手権に続く優勝。シニア世界選手権はイランが優勝し、米国は11点差の2位だった。

　米国は、シニア世界選手権に18歳で出場したことで注目を浴びた61kg級のジャックス・フォレスト（この大会時は19歳）らが勝った。フォレストは、決勝で18歳のオムルベク・アサンウル（キルギス）との“10代対決”に臨み、4点技を3度決めるなどして17－14で勝利。お互いに攻撃し合った試合をは、世界レスリング連盟（UWW）のウェブサイトは「年間最高の試合であろう」と評した。

▲技を掛け合い、大激戦を展開した61kg級決勝、ジャックス・フォレスト（米国＝青）とオムルベク・アサンウル（キルギス）の10代対決＝UWWサイトより

　各階級の成績は下記の通り。　

男子フリースタイル

　【57kg級】＝19選手出場《順位表》
［1］Lilledahl, Luke Joseph（米国）
［2］菊地優太（日本）
［3］Valizadeh, Milad Jahangir（イラン）
［3］Jumanazarov, Nodirbek（ウズベキスタン）

　【61kg級】＝21選手出場《順位表》
［1］Forrest, Jaxen Patrick（米国）
［2］Asan Uulu, Omurbek（キルギス）
［3］向田旭登（日本）
［3］Oezbek, Tolga（トルコ）

　【65kg級】＝26選手出場《順位表》
［1］Sujeet, Sujeet（インド）
［2］Jalolov, Umidjon（ウズベキスタン）
［3］Sharip Uulu, Bilol（キルギス）
［3］Magomedov, Bashir（UWW＝ロシア）

　【70kg級】＝26選手出場《順位表》
［1］Heybatov, Kanan（アゼルバイジャン）
［2］Khalili, Sina Mahdi（イラン）
［3］Duke, Peter John（米国）
［3］Gaidarli, Alexandr（モルドバ）

　【74kg級】＝27選手出場《順位表》
［1］Mesenbrink, Mitchell Owen（米国）
［2］Ozmus, Halit Muhammed（トルコ）
［3］Wagin, Manuel（ドイツ）
［3］青柳善の輔（日本）

　【79kg級】＝22選手出場《順位表》
［1］Haines, Levi David（米国）
［2］Yaprak, Ibrahim Metehan（トルコ）
［3］Yousefi Hajivar, Mahdi Mohammad（イラン）
［3］Garzon Tamayo, Geannis（キューバ）

　【86kg級】＝29選手出場《順位表》
［1］Balaian, Arse（UWW＝ロシア）
［2］Mihalcean, Eugeniu（モルドバ）
［3］Tcokaev, Al（アゼルバイジャン）
［3］Rahmani Firouzjiaei, Abolfazl Yaser（イラン）

　【92kg級】＝26選手出場《順位表》
［1］Azimi, Mohammad Mobin Gholamali（イラン）
［2］Khaniev, Mukhamed Takhir（UWW）
［3］Sharipov, Magomed（バーレーン）
［3］Poyonov, Sherzod（ウズベキスタン）

　【97kg級】＝26選手出場《順位表》
［1］吉田アラシ（日本）
［2］Suleimanishvili, Merab（ジョージア）
［3］Aitmukhan, Rizabek（カザフスタン）
［3］Dzhagaev, Soslan（UWW＝ロシア）

　【125kg級】＝19選手出場《順位表》
［1］Mohammad Nezhad, Abolfazl Mohammad（イラン）
［2］Karsanov, Khetag（アゼルバイジャン）
［3］Davudgadzhiev, Khabib（UWW）
［3］Buyukcingil, Hakan（トルコ）

《国別対抗得点》＝一覧表
［1］米国 137点、［2］イラン 127点、［3］日本 85点、［4］アゼルバイジャン 84点、［5］トルコ 70点、［6］インド 61点、［7］ジョージア 54点、［8］モルドバ 51点