2025.10.31

【2025年世界選手権・レビュー(22)】男子グレコローマン60kg級/優勝選手・表彰式・闘いのあと

(2025年9月13~21日、クロアチア・ザグレブ)


【男子グレコローマン60kg級】
アイドス・スルタンガリ(Sultangali, Aidos=カザフスタン)

 1996年2月7日生まれ、29歳。2012年アジア・カデット(現U17)選手権で国際舞台にデビューし(2位)、翌年の同選手権で優勝。2016年にはアジア・ジュニア(現U20)選手権を制した。翌年からシニアで闘い、2018年世界選手権60kg級で3位

 2021年アジア選手権で優勝。同年の東京オリンピックは出場できなかったが、2022年世界選手権3位などを経て、2024年パリ・オリンピック・アジア予選を勝ち抜く。同オリンピックは初戦敗退。その後、2024年世界軍隊選手権で優勝し、今年の世界一へつなげた。

 カザフスタンの男子グレコローマンの世界チャンピオンは、1999年以来、26年ぶり


 ■アイドス・スルタンガリの話「今日はわが国にとって歴史的な日です。カザフスタンが最後に金メダルを獲得したのは1999年で、26年前のことです。国が喜んでくれてうれしいです。決勝は、こんなに簡単に、そしてあっという間に勝つとは思っていませんでした。でも、そうなってしまったんです」


《1回戦~決勝の成績》ブラケット
決 勝 ○[VSU、1:57=9-0]Ganiev, Alisher(ウズベキスタン)
準決勝 ○[VSU、5:57=10-2]Shavadze, Amiran(ジョージア)
3回戦 ○[1-1]Ri, Se-Ung(北朝鮮)
2回戦 ○[VSU、3:12=11-0]Fetene, Melkamu(イスラエル)
1回戦 ○[7-1]Black, Maxwell Hopper(米国)


【表彰式】

ZAGREB, CROATIA – SEPTEMBER 20: Podium 60kg GR – Gold: Aidos Sultangali (KAZ), Silver: Alisher Ganiev (UZB), Bronze: Se Ung Ri (PRK), Hrachya Poghosyan (ARM) during the Senior World Championships on September 20, 2025 in Zagreb, Croatia. (Photo by Kadir Caliskan – United World Wrestling/Getty Images)

[1]Sultangali, Aidos(カザフスタン)
[2]Ganiev, Alisher(ウズベキスタン)
[3]Poghosyan, Hrachya(アルメニア)
[3]Ri, Se-Ung(北朝鮮)
[5]Shavadze, Amiran(ジョージア)
[5]Tibilov, Georgi(セルビア)