(2025年10月27日、セルビア・ノビサド / 取材・写真提供=布施鋼治)
■男子フリースタイル97㎏級優勝・吉田アラシ(日大=U23世界選手権を制す)「うれしいですね。でも、決勝でちょっと危なかったところがあったので、そこを反省点にして、これからも頑張りたい。先月、シニアの世界選手権で3位になったけど、僕にとってカテゴリー別の世界選手権は今回が初めてで、新しい感触がありました。シニアで3位になったことで、U23では世界一になりたい、という気持ちはありました。そこで優勝できたというのもうれしさの要因だと思います。
今大会の一番のヤマ場は、決勝でフォールされかけたことですかね。自分でもヒヤッとしました。自分がタックルに入ったとき、相手は(カウンターを)狙っていたんだと思います。(どの選手も)あまりやってこない技なので(対応を考えておらず)、そこを油断していたというか、技をかけられてしまった。感覚的には自分の背中がついていた。(フォールと見なされなかったことは)結構ラッキーなところがあったと思います」