(2025年10月25日、セルビア・ノビサド / 取材・写真提供=布施鋼治)
■女子53㎏級優勝・森川晴凪(至学館大=昨年のU20世界選手権決勝での逆転負けを胸に優勝)「去年のU20世界選手権の決勝で、ラスト何秒かで逆転されて負けてしまいました。それから海外の選手に対するトラウマみたいなものが芽生えたので、今回はだれが相手でも、自分のレスリングをする、ということを意識し、最後まで気を抜かずに闘うことができました。怖さはずっとあったけど、どの試合も『最後まで気を抜いたらいけない』と思ったり、どれだけ点差が開いていたとしても、最後までどんな技が来るか分からないことを意識していました。怖さもあったけど、やっと勝てたという感じで、うれしかったです。
次は12月の天皇杯(全日本選手権)ですが、50㎏級か53㎏級かで迷っています。今回もそうですけど、53㎏級だと自分が小さいと思ったり、力で負けることがあります。この階級で闘うなら、もっと体作りをしないといけない。50㎏級にするなら、対戦相手の動き(スピード)に負けないようにしていきたい」