(2025年9月13~21日、クロアチア・ザグレブ)
【女子68kg級】
石井亜海(Ishii, Ami=クリナップ)
2002年12月11日生まれ、22歳。全国少年少女選手権3度優勝、2017年全国中学選抜選手権優勝などを経て、東京・安部学院高時代の2018年にインターハイ1年生チャンピオンへ。翌2019年はジュニアクイーンズカップ・カデット(現U17)65kg級を制し、アジア・カデット選手権で優勝。全日本選手権62kg級で初出場初優勝を達成した。「17歳0ヶ月10日」の全日本チャンピオンは、現在のルール下では最年少。
育英大に進み、2021年全日本学生選手権68kg級で1年生チャンピオンに輝いた。2022年にU20とシニアの世界選手権代表権を獲得。8月のU20世界選手権を制したあと、シニアの世界選手権は2位。2023年世界選手権で5位となってオリンピック出場権は獲得したが、規定で国内での争いへ。全日本選手権で優勝を逃したため、優勝した尾﨑野乃香とのプレーオフへもつれ、惜敗して代表を逃した。
2024年世界選手権の72kg級で代表権を取り、世界一に輝いた。その後、68kg級に戻し、2024年全日本選手権と2025年全日本選抜選手権を勝って4年連続で世界選手権へ出場。この階級での世界一に輝いた。
■石井亜海の話「(決勝は接戦で)第2ピリオド、またカウンターを食らうかもしれないと思った。それでも、ポイントを取らなければならなかった。気を抜いたら終わり。タックルに入らなくても、ポイントを取る方法を見つけなければならなかった。
この優勝で、間違いなくオリンピックに近づいています。今後の目標は国内でこの階級のトップに君臨し続けることです。このレベルでいるのは大変で、もっとレベルを上げなければならないので、もっと練習に励まなければなりません」(UWWサイトより)
※2025年9月24日:【2025年世界選手権・特集】ロサンゼルス・オリンピックの女子68kg級代表の本命に浮上
《1回戦~決勝の成績》=ブラケット
決 勝 ○[4-2]Yaneva, Yuliana Vasileva(ブルガリア)
準決勝 ○[VSU、2:34=11-0]Cavusoglu Tosun, Buse(トルコ)
3回戦 ○[VSU、3:53=12-1]Blades, Kennedy Alexis(米国)
2回戦 ○[VSU、2:41=11-0]Szabados, Noemi(ハンガリー)
1回戦 ○[VSU、1:31=10-0]Skobelska, Manola(ウクライナ)
【表彰式】
[1]石井亜海(日本)
[2]Yaneva, Yuliana Vasileva(ブルガリア)
[3]Blades, Kennedy Alexis(米国)
[3]Long, Jia(中国)
[5]Cavusoglu Tosun, Buse(トルコ)
[5]Pak, Sol Gum(北朝鮮)