(2025年9月13~21日、クロアチア・ザグレブ)
【女子65kg級】
森川美和(Morikawa, Miwa=ALSOK)
1999年7月22日生まれ、26歳。全国少年少女選手権4度優勝、2014年全国中学生選手権優勝などを経て、東京・安部学院高時代の2015~17年インターハイ3連覇。この間、2016年世界カデット選手権2位と国際舞台でも成績を残す。日体大へ進み、68kg級で2018年全日本学生選手権の1年生チャンピオンとなり、2019年に68kg級で全日本選手権初優勝。
2020年3月の東京オリンピック代表選考プレーオフで敗れて東京オリンピック出場は逃した。再び65kg級で闘い、2021年世界選手権に初出場して2位。2022年アジア選手権でシニアの国際大会初優勝を遂げ、2年連続で挑んだ世界選手権に勝って初の世界一へ。続いて出場したU23世界選手権でも優勝。
2023年末にパリ・オリンピック代表にチャンスが残ったオリンピック階級の68kg級へ移り、挑んだが、勝ち抜くことはできなかった。65kg級に戻して2024年世界選手権3位のあと、今年のアジア選手権で勝ち、2023年の72kg級を含めて5年連続で世界選手権に出場。2度目の優勝を果たした。
■森川美和の話「(決勝の相手と)対戦するのは初めてですが、準決勝の相手よりやりやすい相手でした。ただ、タックルにうまく入ることができず、そこは改善しなければなりません。これからは階級を上げて、トップレスラーを倒せるようにしたい。まだ世界一のタイトルは2つ目。コーナーにいたコーチ(伊調馨)と10個くらい差をつけられています。
(世界一復帰まで)長い時間がたち、オリンピック出場を逃したりもしました。この優勝を今後の励みにしたい。優勝できたのはよかったことですが、次のステップはもうすぐ始まります。今日は喜びますが、明日からは練習に励まなければなりません。これまでよりもはるかに厳しい闘いの始まりになるので、決意を新たにしなければなりません」
※2025年9月21日:【2025年世界選手権・特集】伊調馨コーチに9年ぶりのウィニングランをプレゼント
《1回戦~決勝の成績》=ブラケット
決 勝 ○[8-0]Kasabieva, Alina(UWW=ロシア)
準決勝 ○[VSU、4:27=10-0]Ringaci, Irina(モルドバ)
3回戦 ○[6-2]Koliadenko, Irina(ウクライナ)
2回戦 ○[VSU、3:30=10-0]Rowbottom, Miki Elizabeth(カナダ)
1回戦 BYE
【表彰式】
[1]森川美和(日本)
[2]Kasabieva, Alina(UWW=ロシア)
[3]Ringaci, Irina(モルドバ)
[3]Tuvshinjargal, Enkhjin(モンゴル)
[5]Kilty, Macey Ellen(米国)
[5]Koliadenko, Irina(ウクライナ)