(2025年10月24日、セルビア・ノビサド/取材=布施鋼治)
■女子57kg級優勝・藤波朱理(日体大=決勝まで全試合テクニカルスペリオティで優勝)「久しぶりの試合だったので、ホッとした気持ちと、試合に出て楽しいという気持ちと、練習してきた技を出すことができた大会だったのかなと思います。いいところも悪いところも含め、試すことができた大会だった。
決勝に関しては、ハイクラッチで(自分の)頭が外にあるときの処理というのは、(その対応に)外国人選手は強かったりするので、そこの技術をかなり磨いてきました。相手に組ませない移動だったり、タックルの入り方だったり…。そこからのポイントのつなぎ方も練習してきたことだった。
(全試合テクニカルスペリオリティで決めたことについて)まったく意識しなかったというか、自分のやってきたことをやるだけだと思っていました。今回はタックルだけじゃなくて、引き落としも練習してきていました。相手をガンと下に落とす(昨年の世界選手権・男子フリースタイル61kg級で優勝した)小野正之助選手がやるような動きなんですけど、今回は決勝でその技術でポイントにつなげることができなかった。もっともっと練習して得点できる技にしていきたい」