2025.10.22NEW

【2025年世界選手権・レビュー(13)】女子55kg級/優勝選手・表彰式・闘いのあと

(2025年9月13~21日、クロアチア・ザグレブ)


【女子55kg級】
オ・キョンリョン(Oh, Kyong Ryong=北朝鮮)

(UWWサイトより)

(UWWサイトより)

 1998年生まれ、27歳。2015年アジア・カデット(現U17)選手権で優勝。その後、国際大会から離れたが、2024年アジア選手権で2位へ。今年のアジア選手権は2回戦で村山春菜を破るなどして優勝。今大会では、決勝で欧州チャンピオンのロシア選手を破った。

 北朝鮮の女子は、2019年53kg級のパク・ヨンミ以来、2人目の世界チャンピオン(翌日、50kg級のウォン・ミョンギョンも優勝)。


 ■オ・キョンリョンの話「アジア選手権に続いて世界選手権で優勝し、これまでの厳しいトレーニングと努力がついに報われたと感じました。これまで練習してきたスキルを、できる限り最高の形で披露したかったんです。

 チャンピオンになれたら、父を誇りに思わせ、笑顔にできると思いました。父は大喜びで、国際大会での勝利を祝ってくれました。おかげで私たちは世界中で認められるようになりました」


《1回戦~決勝の成績》ブランケット
決 勝 ○[VSU、2:50=10-0]Ekaterina VERBINA(UWW=ロシア)
準決勝 ○[フォール、1:05=4-0]内田颯夏(日本)
3回戦 ○[14-7]Suleyman Kamaloglu, Elvira(トルコ)
2回戦 ○[VSU、2:35=12-2]Samoil, Mihaela(モルドバ)
1回戦  BYE


【表彰式】

(提供=PINFALL、撮影=保高幸子)

[1]Oh, Kyong Ryong(北朝鮮)
[2]Verbina, Ekaterina(UWW=ロシア)
[3]内田颯夏(日本)
[3]Ana, Andreea Beatrice(ルーマニア)
[5]Sanz Verdecia, Yainelis(キューバ)
[5]Suleyman Kamaloglu, Elvira(トルコ)