パリ・オリンピック金メダリストを含めた日体大のOB・学生選手がドイツ・ブンデスリーガで活躍。清岡幸大郎(カクシングループ)と田南部魁星(ミキハウス)の対戦が実現し(清岡幸大郎が8-6で勝利)、世界レスリング連盟(UWW)がフェイスブックで報じるなど、日本選手の動向が世界で注目されている。
参加しているのは、学生は世界王者に輝いたばかりの髙橋海大(男子フリースタイル74kg級)と山下凌弥(同70kg級)。OBは日下尚(男子グレコローマン77kg=マルハン北日本)と清岡幸大郎(前述=男子フリースタイル65kg級)のパリ・オリンピック王者をはじめ、鈴木絢太(男子グレコローマン63kg級=レスター)、遠藤功章(同67kg級=東和エンジニアリング)、小畑詩音(新日本プロレス職=同130kg級)、田南部魁星(男子フリースタイル65kg級=前述)。
「ブンデスリーガ」は、ドイツ語で「連邦リーグ」の意味であり、ドイツで行われているクラブ対抗戦の大会。サッカーを指すことが多いが、他のスポーツでもこの名称が使われている。
日本では、柳川益美・前群馬大レスリング部部長(日体大卒)が1974年に1シーズン参加し、柳川氏の紹介で2人が参戦。2008年北京オリンピック銀メダリストの松永共広氏(日体大卒)が2009~10年のシーズンに参加しているほか、1984年ロサンゼルス・オリンピック金メダリストの宮原厚次氏、オリンピック3度出場の笹本睦・現全日本コーチがドイツにコーチ留学した際に接している。
2023年に世界選手権で銅メダルを獲得した日下尚が、その直後に参加して久しぶりに日本選手がそのマットに立ち(関連記事)、昨年は日下のほか清岡も参加した。今年も日体大から多くの選手が参加し、外国選手を相手に実力を磨く。
平日は練習拠点で地元選手やドイツ以外の選手と練習し、週末に所属チームの選手とともに試合会場に移動。ワンマッチの試合を行う。
在ミュンヘン日本国総領事館のホームページでは、日下が現地の児童・生徒と交流し、講演したことが報じられ、国際交流に貢献している(クリック)。
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