2025.10.18NEW

育英大が5階級で決勝進出、日体大は4階級だが全階級で“生き残る”…2025年全日本大学グレコローマン選手権・第1日

 2025年文部科学大臣杯全日本大学グレコローマン選手権は10月18日、東京・駒沢体育館で30大学が参加して開幕。準決勝までが行われ、大学対抗得点の2連覇を目指す育英大から5選手が決勝に進出。王座奪還を目指す日体大は4選手が2位以上を確保。最終日の結果で優勝が決まる状況となった。

 育英大は、67kg級の長谷川虎次郎、72kg級の鈴木飛来、77kg級の本名一晟、97kg級の佐々木優太、130kg級のバトバヤル・ナムバルダグワが決勝に進出。長谷川、とナムバルダグワは昨年に続く2連覇と全日本学生選手権との二冠を目指し、本名は二冠に挑む。

▲2連覇と全日本学生選手権に続く優勝を目指す67kg級の長谷川虎次郎(育英大)が勝ち進む

 日体大は55kgの森下大輔、60kg級の金澤孝羽、87kg級の鬼塚一心が決勝に進み、リーグ戦で行われた82kg級の吉田泰造が2位以上を確保した。

 育英大は決勝進出を逃した3階級のうち、2階級で敗者復活戦の道が閉ざされ、55kg級のみ3位決定戦へ回る。日体大は決勝に進む4階級以外の4階級すべてで3位には入賞できる状況。最高得点は72点となり、育英大の予想最高得点66~67点を上回る

 最終日に両大学が直接対戦する階級はないので、他大学の奮戦によって今大会の覇権の行方が決まる状況となった。山梨学院大と東洋大が2階級で決勝に進んでいる。

▲55kg級の森川大輔(日体大)が準決勝で学生王者・白川剣斗(育英大)を破る

▲初戦で学生王者(友寄 汰志=日体大)を破った77kg級の角出直生(東洋大)。決勝へ進み、72kg級学生王者の本名一晟(育英大)と闘う

 各階級の成績は下記の通り。


55kg 60kg 63kg 67kg 72kg
77kg 82kg 87kg 97kg 130kg

 【55kg級】=11選手エントリー

 ▼準決勝
森下大輔(日体大)○[VSU、1:45=9-0]●白川剣斗(育英大)
山城快陽(国士舘大)○[負傷棄権、1:56=7-0]●沖田光晴(周南公立大)

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 【60kg級】=23選手エントリー

 ▼準決勝
佐々木力人(中大)○[VSU、5:10=9-0]●満永大楽(拓大)
金澤孝羽(日体大)○[4-3]●德原誠馬(専大)

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 【63kg級】=12選手エントリー

 ▼準決勝
島崎翔悟(専大)○[9-7]●與那城一輝(山梨学院大)
山田康介(関学大)○[VSU、1:58=10-0]●川嶋洸翔(中京学院大)

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 【67kg級】=23選手エントリー

 ▼準決勝
屶網剣勝(拓大)○[VSU、0:44=9-0]●直井夢希(日体大)
長谷川虎次郎(育英大)○[VSU、1:53=9-0]●荻野海志(山梨学院大)

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 【72kg級】=18選手エントリー

 ▼準決勝
鈴木飛来(育英大)○[VSU、4:19=11-2]●松澤快(日大)
冨山悠真(山梨学院大)○[2-1]●小菅慶士(拓大)

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 【77kg級】=20選手エントリー

 ▼準決勝
本名一晟(育英大)○[5-0]●吉田アリヤ(日大)
角出直生(東洋大)○[VSU、3:13=8-0]●山口叶太(中大)

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 【82kg級】=5選手エントリー(リーグ戦)

《3回戦終了時》[1]吉田泰造(日体大)3勝、[2]矢作元貴(法大)2勝1敗、[3]森洋勝(明大)1勝2敗

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 【87kg級】=22選手エントリー

 ▼準決勝
金澤空大(早大)○[フォール、1:29=4-0]●本橋知大(拓大)
鬼塚一心(日体大)○[7-3]●淺野稜悟(中大)

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 【97kg級】=22選手エントリー

 ▼準決勝
植木優斗(東洋大)○[5-1]●菊地一瑳(明大)
佐々木優太(育英大)○[VSU、0:48=11-0]●大桃遥望(神奈川大)

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 【130kg級】=17選手エントリー

 ▼準決勝
アビレイ・ソビィット(山梨学院大)○[VSU、0:26=9-0]●上西エリキ(明大)
バトバヤル・ナムバルダグワ(育英大)○[VSU、2:34=8-0]●岩崎和志(中大)