(2025年9月13~21日、クロアチア・ザグレブ)
【男子フリースタイル125kg級】
アミール・ザレ(Zare, Amir Hossein Abbas=イラン)
2001年1月16日生まれ、24歳。2018年にカデット(現U17)でアジア選手権と世界選手権を制し、ユース・オリンピックで2位。翌2019年のU23世界選手権で優勝。2019年からシニアの闘いへ。同年は層の厚い国内の闘いを勝ち抜けなかったが、その後、順調に力を伸ばし、2021年東京オリンピックの代表へ。準決勝で世界3連覇のゲノ・ペトリアシビリ(ジョージア)に敗れて銅メダル。直後の世界選手権の決勝でペトリアシビリに雪辱して世界一へ輝いた。
イランの最重量級が世界一に輝くのは、1989年以来、2人目の快挙。2022年世界選手権は3位に終わったが、2023年に世界一へ返り咲き、アジア大会でも優勝。2024年パリ・オリンピックは2位に終わったが、今年のランキング大会第2戦を制し、3度目の世界一に輝いた。
■アミール・ザレの話「3度目の優勝ができて、うれしいです。オリンピックでのあの厳しい経験(決勝で敗れる)は本当に辛く、決して忘れません。ミスを犯しました。この13ヶ月間は、次のメダルが金メダルになること、そしてあのミスを帳消しにすることだけに集中してトレーニングをしてきました。
3度目の優勝も、これまでと同じくらい素晴らしい気持ちです。イランの人々に捧げます。レスリングを続ける限り、金メダルを取り続けたい。これからも努力を続け、さらに上達し、最終的には次のオリンピックで金メダルを獲得するよう努力を続けます」
《1回戦~決勝の成績》=ブランケット
決 勝 ○[5-0]Meshvildishvili, Giorgi(アゼルバイジャン)
準決勝 ○[7-3]Sharipov, Shamil Magomed(バーレーン)
3回戦 ○[VSU、3:15=10-0]Manashvili, Solomon(ジョージア)
2回戦 ○[VSU、3:27=11-0]Smith, Jonovan Darius(プエルトリコ)
1回戦 BYE
【表彰式】
※写真なし
[1]Zare, Amir Hossein Abbas(イラン)
[2]Meshvildishvili, Giorgi(アゼルバイジャン)
[3]Sharipov, Shamil Magomed(バーレーン)
[3]Baran, Robert(ポーランド)
[5]Baitcaev, Vladislav(ハンガリー)
[5]Smith, Jonovan Darius(プエルトリコ)