(2025年9月13~21日、クロアチア・ザグレブ)
【男子フリースタイル79kg級】
ゲオルギオス・コウギオウチディス(Kougioumtsidis, Georgios=ギリシャ)
2001年10月20日生まれ、23歳。2018年世界カデット(現U17)選手権2位の成績はあるが、国際大会での初の優勝は2022年U23欧州選手権79kg級で、その勢いでシニアの欧州選手権も制した。2023年もU23の欧州選手権で勝ち、シニアでは2位。
同年の世界選手権はオリンピック階級の74kg級に挑み、3位決定戦で高谷大地に黒星。しかしパリ・オリンピックの代表権を取った。同オリンピックは初戦敗退。今年7月に国際舞台に復帰し、ランキング大会第4戦(ハンガリー)での3位を経て、世界一に輝いた。
レスリング発祥の地であるギリシャの男子の世界チャンピオンは初(ビーチを除く。女子では2002年にソフィア・ポウムボリドウが優勝)。オリンピックを含めると、1980年モスクワ大会男子グレコローマン62kg級のスタイリアノス・ミギアキス以来、45年ぶり。
■ゲオルギオス・コウギオウチディスの話「ギリシャから世界選手権で金メダルを獲得したのは、私が初めてです。夢がかないました。昨年のオリンピックでは予選で敗れましたが、今年は素晴らしい成果だと思います。目標を達成できました。とても誇りに思います。私はギリシャ人であり、祖国を愛しています。ギリシャ人の全員に誇りを与えられたと思っています。
オリンピックの後は体調があまり良くなかったので、5ヶ月ほど休養しました。今年は、主にジョージアで練習をしていました。ジョージアの練習相手たちのサポートのおかげで、ここで最大の目標を達成することができました。とても良いトレーニングができました。(UWWサイトより)
《1回戦~決勝の成績》=ブラケット
決 勝 ○[3-2]Haines, Levi David(米国)
準決勝 ○[8-3]Nokhodilarimi, Mohammad Ashghar(イラン)
3回戦 ○[8-0]Gadzhiev, Dzhabrail(アゼルバイジャン)
2回戦 ○[VSU、3:28=11-0]Aheiyou, Tu Erxun(中国)
1回戦 ○[VSU、2:57=10-0]神谷龍之介(日本)
【表彰式】
[1]Kougioumtsidis, Georgios(ギリシャ)
[2]Haines, Levi David(米国)
[3]Saipudinov, Khidir Kurban(バーレーン)
[3]Nokhodilarimi, Mohammad Ashghar(イラン)
[5]Gadzhiev, Dzhabrail(アゼルバイジャン)
[5]Olonbayar, Suldkhuu(モンゴル)