(2025年9月13~21日、クロアチア・ザグレブ)
【男子フリースタイル74kg級】
髙橋海大(Takahashi, Kota=日体大)
2003年7月31日生まれ、22歳。静岡・焼津ジュニア時代に全国少年少女選手権5連覇を達成。JOCエリートアカデミーに進み、2016年に全国中学選抜選手権を制し、2017・18年に全国中学生選手権とともに2大会を制覇。2018年には世界カデット(現U17)選手権2位、U15アジア選手権優勝と国際舞台へも飛躍。
2019年にアジア・カデット選手権で優勝。日体大1年生の2022年全日本選抜選手権70kg級優勝の殊勲を挙げたが、プレーオフで敗れて世界選手権出場を逃す。同年のU23世界選手権で3位入賞。2023年全日本選手権74kg級で優勝。2024年は国内大会のほかアジア選手権優勝、U23世界選手権優勝と世界で台頭。
右ひざ負傷のブランクのあと、2025年全日本選抜選手権で復帰して優勝し、プレーオフも勝って世界選手権へ。6試合を勝ち抜いて優勝した。
■髙橋海大(日体大)の話「(決勝の相手が負傷で途中棄権し)少し後味が悪いですが、自分にとって最も効果的なタックルで世界タイトルを獲得できたのでうれしいです。彼は強い選手で、油断はできない。(相手がけがをしても)とにかく全力を出し切ろうと思いました。逆に、手を抜いたら相手に失礼だと思いました。
パリ・オリンピックで日本が本当に素晴らしい成績を残し、この大会にも大きな期待が寄せられていました。プレッシャーや緊張を感じるよりも、『日本は強い』ということを証明したかった。世界チャンピオンになれて本当にうれしいですが、目指すのはロサンゼルス・オリンピックです」(UWWサイトより)
※2025年9月18日: 【2025年世界選手権・特集】「これからも謙虚に、ひたむきにタックルを磨いていくだけ」
《1回戦~決勝の成績》=ブラケット
決 勝 ○[負傷棄権、4:07=8-2]Valiev, Chermen(アルバニア)
準決勝 ○[6-4]Salkazanov, Tajmuraz Mairbekovic(スロバキア)
4回戦 ○[11-4]Emamichoughuei, Younes Aliakbar(イラン)
3回戦 ○[VSU、3:31=10-0]Elbakidze, Giorgi(ジョージア)
2回戦 ○[VSU、4:10=10-0]Ignatovich, Vitali(UWW=ベラルーシ)
1回戦 ○[VSU、2:38=10-0]Han, Ok Chol(北朝鮮)
【表彰式】
[1]髙橋海大(日本)
[2]Valiev, Chermen(アルバニア)
[3]Salkazanov, Tajmuraz Mairbekovic(スロバキア)
[3]Sidakov, Zaurbek(UWW=ロシア)
[5]Carr, David Aaron(米国)
[5]Emamichoughuei, Younes Aliakbar(イラン)