ロシア・レスリング協会による「PWL(プロ・レスリング・リーグ)・10」が11月8日(土)、モスクワのディナモ・バレーボール・アリーナで行われ、オリンピック2連覇のアブデュララシド・サデュラエフ(ロシア)ら世界のトップ選手が集結。日本から53kg級に須崎優衣(キッツ)、62kg級に尾崎野乃香(慶大)が出場することになった。すでにビザも発給されているという。
53kg級に出場する須崎は、世界選手権50kg級銅メダルのエリザベタ・スミルノバと対戦。62kg級の尾崎は、今年の世界選手権65kg級2位のアリナ・カサビエワか、同62kg級3位のアミナ・タンデロバとの対戦が予定されている。全試合の対戦カードは、近日中に発表される。
米国ではトップ選手によるワンマッチ10試合程度行われるイベントが盛んに行われており、今年2月には61kg級世界王者・小野正之助と57kg級パリ・オリンピック銀メダリスト・スペンサー・リー(米国)とがメーンイベントで対戦したのは記憶に新しい。ロシア協会でも同様のイベントが行われている。
今年2月の「PWL・8」(カザフスタン)では、米国を代表する97kg級のカイル・スナイダーが2023年世界選手権92kg級優勝のリザベク・アイトムハン(カザフスタン)と対戦(関連記事)。7月の「PWL・9」(ハンガリー)では、「平和のための闘い」をスローガンにロシアと米国の対抗戦が行われた(関連記事)。
“本拠地”モスクワで行われる今大会には、ビザが発給されずに今年の世界選手権(クロアチア)に出場できなかったアブデュラシド・サデュラエフ(前述)や、86kg級で世界王者に輝いたザヒド・バレンシア(米国)、男子グレコローマンで日下尚のライバルの一人、アクジョル・マフムドフ(キルギス=2022・23年世界選手権優勝)らが出場。
ロシア協会によると、ロシアのほか、ベラルーシ、ジョージア、イラン、カザフスタン、キューバ、キルギス、北朝鮮、モンゴル、米国、トルコ、ウズベキスタン、日本などのトップ選手が参加するという。
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