2025.10.11

大阪のレスリング熱をあらゆる世代へ広げたい…「Wrestling Platform」の有元伸悟代表がクラウンドファンディングで支援を募集

 大阪のレスリング熱をあらゆる世代に広げようと、「Wrestling Platform」を運営する有元伸吾代表(近大卒)が、多くのレスリング愛好者が集まり、交流し、成長できる場所としての常設のレスリングジムをオープンする。

 これまでは、間借りでレスリング教室を運営し(https://wrestling-platform.com)、「全国でのレスリングセミナー開催」「レスリング大会開催」「日本初のレスリング専門教則の販売」「SNSや地域イベントを通じたレスリング普及活動」を実施してきた。

 このほど、レスリングというスポーツ文化を守るため、大阪市東成区に専用のレスリング・ジムをオープンし、初心者から上級者まで幅広いレベルの方々に対応したプログラムを提供し、誰もがレスリングを楽しめる環境を目指すことになった。11月にプレ・オープンし、12月から定期運営と会員募集強化へ移行する。


https://camp-fire.jp/projects/893845/view

 「地域のスポーツイベントやトーナメントを開催し、コミュニティ全体のスポーツ文化を盛り上げることを目指しています」と説明。子どもから大人までが一緒にレスリングを楽しみながら成長できる場、初心者から全国を目指す選手まで、それぞれのレベルで挑戦できる空間を目指すとともに、常設を活かしたスポーツイベントの開催や、放課後クラブと連携したキッズクラスの開催など、「地域と手を取りながらレスリングを根付かせたい」と言う。

 同代表は、大阪・吹田市民レスリング教室でレスリングを始め、大阪・興国高~近大へ。2015年には西日本の大学の選手としては32年ぶりの学生二冠王者となり(男子フリースタイル61kg級)、2016年全日本選抜選手権で優勝。同年の世界選手権(ハンガリー)に出場した。近大のコーチとして後輩の指導に携わるかたわら、2年前にレスリング教室をオープンし(関連記事)、キッズから大人までが楽しめるレスリング・ジムを目指してきた。

▲地道にレスリングの普及活動に尽力してきた有元伸悟代表(中央)とWrestling Platformの選手たち

 新しい常設ジムは、内装工事や設備、マットなどの初期費用は準備は終了。オープンに向けて動いているものの、運営初期の数ヶ月は会員数が安定せず、光熱費・人件費などのランニングコストが不足しているのが現状

 運営を軌道に乗せるため、クラウドファンディングで多くの人からの支援を求めることになった。11月末までに50万円が目標で、寄付は3,000円から100,000円まで。集まった資金は「設備費」「人件費」「リターン仕入れ費」に使用予定。目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てる。

 「子どもと大人で一緒に築く、レスリングの新時代」を目指す有元伸悟代表の挑戦に、貴重なご支援をお願いします。


 ■太田忍(2016年リオデジャネイロ・オリンピック銀メダル、2019年世界選手権優勝、MMAへ進み、RIZINを中心に活躍中)の応援メッセージ「レスリング仲間として、そして同じ道を歩んできた者として、有元伸悟の新たな挑戦を心から応援しています。レスリングへの情熱と、次の世代へ技術と想いを繋げようとする姿勢に深く共感しています。

 彼が立ち上げるこのジムが、多くの選手たちにとって新たな夢の舞台となり、日本のレスリング界をさらに盛り上げる場所になることを確信しています。頑張れ、伸悟。共にレスリングの未来を創っていこう」

▲プロ格闘家の太田忍さんもジムの運営に協力してきた

▲2016年世界選手権に出場した有元伸悟代表(当時近大職)