2025年国民スポーツ大会「わたSHIGA輝く国スポ2025」のレスリング競技第2日は9月30日、滋賀・栗東市民体育館で成年男子フリースタイルの決勝までが行われ、74kg級は2022年世界選手権70kg級優勝で地元代表の成國大志(滋賀・滋賀県スポーツ協会)が勝ち、昨年の成年男子グレコローマン67kg級に続いて2年連続優勝を達成。少年時代から通算で4度目の優勝を成し遂げた。
同選手はこの日の初戦の準々決勝で、今年の世界選手権同級優勝の青柳善の輔(福島・クリナップ)に終了間際に逆転勝ち。準決勝で今年の74kg級世界王者の髙橋海大(静岡・日体大)と激突する予定だったが、髙橋が負傷棄権して決勝へ。全日本選抜選手権2位の佐藤匡記(埼玉・自衛隊)を8-1で破り、地元大会を飾った。フリースタイルでの栄冠は2022年世界選手権以来のこと。
57kg級は佐々木風雅(長野・自衛隊)、65kg級は西内悠人(高知・日体大)が勝ち、ともに昨年に続いての優勝。
97kg級は本来86kg級の髙橋夢大(京都・三恵海運)が勝ち、成年になってから初優勝を達成。125kg級は世界選手権代表の山本泰輝(静岡・自衛隊)が6年ぶり3度目の栄冠。86kg級は五十嵐文彌(山梨・山梨学院大)が少年時代を通じて初の国スポ(旧国体)王者になった。
各階級の成績は下記の通り。
57kg | 65kg | 74kg |
86kg | 97kg | 125kg |
【57kg級】=15選手出場
▼決勝
佐々木風雅(長野・自衛隊)○[7-0]●小川大和(長崎・日体大)
▼準決勝
佐々木風雅(長野・自衛隊)○[5-4]●高田勇(三重・日体大)
小川大和(長崎・日体大)○[6-2]●松村祥太郎(大阪・専大)
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【65kg級】=22選手出場
▼決勝
西内悠人(高知・日体大)○[5-0]●諏訪間新之亮(佐賀・自衛隊)
▼準決勝
西内悠人(高知・日体大)○[VSU、3:39=10-0]●榊流斗(福島・クリナップ)
諏訪間新之亮(佐賀・自衛隊)○[3-2]●荻野海志(埼玉・山梨学院大)
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【74kg級】=26選手出場
▼決勝
成國大志(滋賀・滋賀県スポーツ協会)○[8-1]●佐藤匡記(埼玉・自衛隊)
▼準決勝
成國大志(滋賀・滋賀県スポーツ協会)○[不戦敗=負傷]●高橋海大(静岡・日体大)
佐藤匡記(埼玉・自衛隊)○[5-3]●小川統己(千葉・川金ホールディングス)
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【86kg級】=25選手出場
▼決勝
五十嵐文彌(山梨・山梨学院大)○[5-0]●神谷龍之介(三重・日体大)
▼準決勝
五十嵐文彌(山梨・山梨学院大)○[フォール、2:18=10-0]●井上輪太郎(熊本・立命大)
神谷龍之介(三重・日体大)○[4-0]●白崎誠也(石川・国士舘大)
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【97kg級】=15選手出場
▼決勝
高橋夢大(京都・三恵海運)○[VSU、1:37=10-0]●吉田ケイワン(千葉・三恵海運)
▼準決勝
吉田ケイワン(千葉・三恵海運)○[12-9]●園田平(滋賀・自衛隊)
高橋夢大(京都・三恵海運)○[VSU、1:47=10-0]●高橋秀誠(宮崎・南九州大)
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【125kg級】=17選手出場
▼決勝
山本泰輝(静岡・自衛隊)○[負傷棄権、0:04=0-0]●山本康稀(北海道・日大ク)
▼準決勝
山本泰輝(静岡・自衛隊)○[VSU、1:48=10-0]●中西広耀(熊本・中大)
山本康稀(北海道・日大ク)○[10-7]●濱田豊喜(東京・中大)