【記録】「銀1・銅1」も12位、望まれる10位の壁…2025年世界選手権／男子グレコローマン・国別対抗得点

　2025年世界選手権の男子グレコローマンは、「銀1・銅1」を獲得し、国別対抗得点は12位だった。昨年のパリ・オリンピックでの金メダル2個のイメージが強いので、「不振」と思う人も多いかもしれないが、ここ数年の世界選手権のメダル獲得数や国別対抗得点と比較すると、落ちているわけではない。

　2011～15年にメダルが取れなかった時代は完全に脱しているわけで、「0点」（11位以下）の階級の底上げによって上位に食い込むベースはできてる。まず「10位」の壁を突破したいところだ。

　最近15年間の男子グレコローマンの国別対抗得点は下記の通り。

▲日本グレコローマンの強さは世界に見せつけている。全体の底上げが望まれる＝提供・PINFALL（撮影・保高幸子）

最近15年間の世界選手権・国別対抗得点成績（男子グレコローマン）

※2024年は非オリンピック階級世界選手権。2018年までは7階級。この年から各順位の得点変更（以前は、優勝から「10点、9点、8点…」だったが、現在は「25点、20点、15点…」）