2025.09.26

【記録】吉田泰造(日体大)は日本男子最年少の世界&オリンピック・メダリスト=一部修正

お知らせ
PIN FALL__kotograph__に世界選手権の写真集が掲載されます。本サイトに掲載されている写真と動画は、提供写真を含め、著作権法で保護されています。無断使用を禁止します(提供希望は→クリック

 

 2025年世界選手権の男子グレコローマン82kg級で銅メダルを取った吉田泰造(日体大)は、「19歳4ヶ月26日」でのメダル獲得。世界選手権に限れば、1973年世界選手権で高田裕司(日本協会元専務理事)が「19歳6ヶ月20日」で銅メダルを取った記録を52年ぶりに更新。オリンピックを合わせると、1984年ロサンゼルス大会で赤石光生(日本協会前強化委員長)が「19歳5ヶ月14日」で銀メダルを取った記録を41年ぶりに更新する日本男子最年少の世界メダル獲得選手となる。

 今年優勝すれば、乙黒拓斗(現自衛隊コーチ)が2018年世界選手権で記録した「19歳10ヶ月9日」の最年少世界チャンピオンの更新だったが、これはならなかった。

 グレコローマンに限れば、19歳での世界のメダル獲得は日本男子初。最年少世界王者は松井謙(現全日本コーチ)が2021年に記録した「20歳8ヶ月23日」なので、来年の世界選手権に可能性は残した。

▲日本男子の世界・最年少メダリストとなった吉田泰造=提供・PINFALL(撮影:保高幸子)

 世界選手権とオリンピックの男子の年少メダリストは下記の通り。


日本男子の世界選手権&オリンピック・メダリストの年少選手

※年の★はオリンピック、その他は世界選手権
No. 年 齢 成績 選 手 スタイル・階級
1 19歳 4ヶ月26日 吉田泰造 2025年 グレコローマン82kg級
2 5ヶ月14日 赤石光生 ★1984年 フリースタイル62kg級
3 6ヶ月20日 高田裕司 1973年 フリースタイル52kg級
4 8ヶ月20日 鎌田 誠 1970年 フリースタイル90kg級
5 10ヶ月9日 乙黒拓斗 2018年 フリースタイル65kg級
6 20歳 5ヶ月26日 池田博志 1963年 フリースタイル57kg級
7 6ヶ月14日 高田裕司 1974年 フリースタイル52kg級
8 6ヶ月28日 樋口 黎 ★2016年 フリースタイル57kg級
9 8ヶ月21日 小野正之助 2024年 フリースタイル61kg級
10 8ヶ月23日 松井 謙 2021年 グレコローマン55kg級
11 9ヶ月11日 富山英明 1978年 フリースタイル57kg級

オリンピック・世界選手権の日本男子グレコローマンの年少メダリスト

※年の★はオリンピック、その他は世界選手権
No. 年 齢 成績  選  手 階級・成績
1 19歳 4ヶ月26日 吉田泰造 2024年 82kg級
2 20歳 8ヶ月23日 松井 謙 2021年 55kg級
3 9ヶ月17日 小川翔太 2019年 55kg級
4 10ヶ月15日 塩谷 優 2022年 55kg級
5 21歳 8ヶ月4日 文田健一郎 2017年 59kg級
6 22歳  1ヶ月17日 西口茂樹 1987年 62kg級
7 3ヶ月3日 清水賢亮 2021年 63kg級
8 7ヶ月17日 太田 忍 ★2016年 59kg級
9  8ヶ月8日 宮原厚次 1981年 52kg級
10 9ヶ月28日 佐々木文和 1981年 48kg級