2025年世界選手権第8日は7月20日、クロアチア・ザグレブで新たに男子グレコローマン4階級がスタート。63kg級の中村真翔(育英大)と87kg級の阪部創(自衛隊)、オーストラリア代表として出場した67kg級の下山田培(日体大OB)が敗者復活戦に回ることになった。
中村は1回戦でアルジェリアの選手を破ったあと、2回戦でアジア選手権3位のチャン・ハエヤン(韓国)に黒星。阪部は1回戦で欧州選手権3位のアレクサンドラ・コマロフ(セルビア)に敗れた。ともに相手が決勝へ進んだことで、敗者復活戦に回って上位を目指す。
国籍を変えて4年ぶりの出場となった下山田は、初戦の2回戦でジェテ・プレンガム(アルバニア)をテクニカルスペリオリティで下したが、3回戦でパリ・オリンピック3位・今年の欧州選手権優勝のハスラト・ジャファロフ(アゼルバイジャン)に黒星。ジャファロフが決勝へ進み、敗者復活戦の道がつながった。
67kg級の曽我部京太郎(ALSOK)は、初戦の2回戦で2023年アジア大会3位・昨年のU23世界選手権優勝のラザク・ベイシェキーフ(キルギス)に敗れ、敗者復活戦に回れなかった。
各選手の成績は下記の通り。
【63kg級】中村真翔(育英大) 26選手出場《ブラケット》
敗復戦 Ivan LIZATOVIC(クロアチア)=21日に実施
2回戦 ●[フォール、1:52=0-6]Hanjae CHUNG(韓国)
1回戦 ○[フォール、5:20=8-2]Abdeldjebar DJEBBARI(アルジェリア)
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【67kg級】曽我部京太郎(ALSOK) 34選手出場《ブラケット》
2回戦 ●[フォール、1:29=0-8]Razzak BEISHEKEEV(キルギス)
1回戦 BYE
※敗者復活戦に回れず
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【87kg級】阪部創(自衛隊) 30選手出場《ブラケット》
敗復戦 Payton J. JACOBSON(米国)=21日に実施
1回戦 ●[3-5]Aleksandr A. KOMAROV(セルビア)
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《元日本国籍選手》
【67kg級】下山田培(オーストラリア) 34選手出場《ブラケット》
敗復戦 Neiser MARIMON HIDALGO(ベネズエラ)=21日に実施
3回戦 ●[VSU、2:02=0-9]Hasrat JAFAROV(アゼルバイジャン)
2回戦 ○[VSU、0:45=9-0]Gjete PRENGA(アルバニア)
1回戦 BYE