(2025年9月18日、クロアチア・ザグレブ)
■男子グレコローマン55㎏級・尾西大河(早大=初戦で中国のシ・フオイングに2-7で敗北)「まずは、ここまでサポートしてくれた所属のチームメイトだったり、支えてもらった家族、トレーナー、コーチに感謝したい。結果に関していえば、自分の実力は結局、こんなものだったのかな、ととらえています。(第1ピリオド開始早々、先制点を奪ったことについて)しっかり(その後もスクランブルで)取り切って返しに行くところを、逆にミスしてバック取られてしまった。あそこを0点に抑え、自分が追加点を取りにいけなかったことが悪い結果につながったと思います。
今回は兄弟(妹・桜は女子59㎏級で優勝)で出る最初で最後の世界選手権だったので、自分がなんとかいいところを最後ぐらいは見せたいと思っていたけど、結局こんな結果で終わってしまった。感謝と申し訳ないという気持ちしかないですね。来月のU23世界選手権が本当に僕の引退試合になる。なんとしてでもメダルというか、本当にいい形で終わることが自分の使命だと思う。もう1回、作り直し、少ない時間しかないけど、やらなければいけないと思いました」
■男子グレコローマン130㎏級・奈良勇太(警視庁=初戦でフィンランドのイリアスに1-6で敗北)「先にパーテールポジションを取られたのがよくなかった。(そのあと仕掛けられたローリングについて)130㎏級ですし、1回返るともう場外際に行ってしまうので、1回で抑えたというより、運よく1回で終わったというイメージでした。しっかり守りができなかったと思います。第2ピリオドには2回目のパーテールポジションも取られてしまって、スタンドでも押し負けてていたと思います。
フィンランド国内のことも一応調べて、相手は97㎏級で強い選手が出てきて、階級を上げたという話です。130㎏級としてはそんなに大きな選手ではないけど、プレッシャーは97㎏級の時からある選手だった。力強さがあると予想して試合に臨んだけど、想像以上に自分の組み手やレスリングをさせてもらえなかった。技術は自分の方があったと思う。でも、その技術をいかすためにはパワーが必要。今後はレスリングの練習もそうですけど、今以上にウエイトトレーニングであったり、もっと相手に力を伝えるというトレーニングが重要かなと思います」