2025年世界選手権第5日は9月17日、クロアチア・ザグレブで前日開始の女子4階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、決勝に進んだ65kg級の森川美和(ALSOK)が金メダルを獲得。3位決定戦に進んだ50kg級の吉元玲美那(KeePer技研)と57kg級の德原姫花(自衛隊)は、ともに敗れて5位に終わった。
森川は、昨年のU23世界選手権2位のアリナ・カサビエワ(UWW=ロシア)と対戦。カウンター技も加えて小刻みにポイントを重ね、8-0で勝利。2023年の72kg級3位、昨年のこの階級3位をはね返し、2022年以来3年ぶり2度目の世界一に輝いた。
吉元は、敗者復活戦を勝ち上がってきたエリザベタ・スミルノワ(UWW=ロシア)と対戦。3-2とリードしながら、ラスト3秒、場外へ出されて3-3へ。相手のラストポイントで勝利を逃がし、4年ぶりの世界選手権はメダルに手が届かなかった。
德原は敗者復活戦でトルコ選手をフォールで下して3位決定戦へ進出。パリ・オリンピックの出場権を得ながらマットに立てなかったオルガ・ホロシャブチェワ(UWW=ロシア)と闘い、第1ピリオドを1-0とリード。しかし1-2と逆転され、終了間際のがぶり返しを失敗して2失点。1-4で敗れた。
各選手の成績は下記の通り。
【50kg級】吉元玲美那(KeePer技研) 5位=21選手出場《ブラケット》
3決戦 ●[3-3]Elizaveta SMIRNOVA(UWW=ロシア)
《以下、前日に実施》
準決勝 ●[2-3]Myonggyong WON(北朝鮮)
3回戦 ○[11-4]Oksana LIVACH(ウクライナ)
2回戦 ○[VSU、0:48=10-0]Cheima CHEBILA(アルジェリア)
1回戦 BYE
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【57kg級】德原姫花(自衛隊) 5位=22選手出場《ブラケット》
3決戦 ●[1-4]Olga KHOROSHAVTSEVA(UWW=ロシア)
敗復戦 ○[フォール、5:32=8-1]Emine CAKMAK(トルコ)
《以下、前日に実施》
3回戦 ●[フォール、2:17=0-5]Helen L. MAROULIS(米国)
2回戦 ○[VSU、5:35=13-2]Zhala ALIYEVA(アゼルバイジャン)
1回戦 ○[5-0]Samantha L. STEWART(カナダ)
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【65kg級】森川美和(ALSOK) 優勝=17選手出場《ブラケット》
決 勝 ○[8-0]Alina KASABIEVA(UWW=ロシア)
《以下、前日に実施》
準決勝 ○[VSU、4:27=10-0]Irina RINGACI(モルドバ)
3回戦 ○[6-2]Iryna KOLIADENKO(ウクライナ)
2回戦 ○[VSU、3:30=10-0]Miki E. ROWBOTTOM(カナダ)
1回戦 BYE
《以下、前日に実施。最終順位を追加》
【76kg級】山本和佳(東新住建) 10位=19選手出場《ブラケット》
3回戦 ●[VSU、0:56=0-10]Milaimy De La Caridad MARIN POTRILLE(キューバ)
2回戦 ○[6-5]Qiandegenchagan QIANDEGENCHAGAN(中国)
1回戦 BYE
※敗者復活戦に回れず