森川美和（ALSOK）が決勝進出…2025年世界選手権・第4日（2）

　2025年世界選手権第4日は9月16日、クロアチア・ザグレブで新たに女子4階級がスタート。準決勝までが行われ、65kg級の森川美和（ALSOK）が決勝進出。50kg級の吉元玲美那（KeePer技研）が3位決定戦にに進み、57kg級の德原姫花（自衛隊）が敗者復活戦に回って、それぞれ銅メダルを目指す。

▲森川美和は相性の悪かった相手をテクニカルスペリオリティで下し、決勝進出

　森川は初戦の2回戦でカナダ選手を破り、3回戦でパリ・オリンピック62kg級2位のイリナ・コリアデンコ（ウクライナ）を撃破。準決勝は、2021年の世界選手権決勝で敗れたイリナ・リンガシ（モルドバ）をテクニカルスペリオリティで下した。決勝は、昨年のU23世界選手権2位のアリナ・カサビエワ（UWW＝ロシア）と闘う。

　吉元は初戦の2回戦でアルジェリア選手を破り、3回戦でパリ・オリンピック5位で今年の欧州選手権を制したオクサナ・リバチ（ウクライナ）を撃破したものの、準決勝でアジア選手権3位のウォン・ミョンギョン（北朝鮮）に2－3の逆転負け。決勝進出を逃し、3位決定戦で銅メダル獲得を目指す。

▲吉元玲美那は4月に勝っていた北朝鮮選手に1点差で不覚

　德原は2回戦で昨年のU23欧州＆世界選手権優勝のアゼルバイジャン選手を破るなど勝ち上がったが、準決勝でパリ・オリンピック3位のヘレン・マルーリス（米国）に黒星。相手が決勝に進み、敗者復活戦の道がつながった。

　76kg級の山本和佳（東新住建）は初戦で中国選手を破ったものの、続く3回戦でパリ・オリンピック3位のミライミス・マリン（キューバ）に敗れ、敗者復活戦に回れなかった。

　各選手の成績は下記の通り。

女子

　【50kg級】吉元玲美那（KeePer技研）　　　21選手出場《ブラケット》
３決戦　UWW（ロシア）、カザフスタン、カナダの勝ち上がった選手＝17日に実施
準決勝　●［2-3］Myonggyong WON（北朝鮮）
３回戦　○［11-4］Oksana LIVACH（ウクライナ）
２回戦　○［VSU、0:48=10-0］Cheima CHEBILA（アルジェリア）
１回戦　　ＢＹＥ

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　【57kg級】德原姫花（自衛隊）　　　22選手出場《ブラケット》
敗復戦　Emine CAKMAK（トルコ）＝17日に実施
３回戦　●［フォール、2:17=0-5］Helen L. MAROULIS（米国）
２回戦　○［VSU、5:35=13-2］Zhala ALIYEVA（アゼルバイジャン）
１回戦　○［5-0］Samantha L. STEWART（カナダ）

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　【65kg級】森川美和（ALSOK）　　　17選手出場《ブラケット》
決　勝　Alina KASABIEVA（UWW＝ロシア）＝17日に実施
準決勝　○［VSU、4:27=10-0］Irina RINGACI（モルドバ）
３回戦　○［6-2］Iryna KOLIADENKO（ウクライナ）
２回戦　○［VSU、3:30=10-0］Miki E. ROWBOTTOM（カナダ）
１回戦　　ＢＹＥ

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　【76kg級】山本和佳（東新住建）　　　19選手出場《ブラケット》
３回戦　●［VSU、0:56=0-10］Milaimy De La Caridad MARIN POTRILLE（キューバ）
２回戦　○［6-5］Qiandegenchagan QIANDEGENCHAGAN（中国）
１回戦　　ＢＹＥ

※敗者復活戦に回れず