髙橋海大（日体大）がパリ3位・欧州王者を破って優勝…2025年世界選手権・第3日（1）

　2025年世界選手権第3日は9月15日、クロアチア・ザグレブで前日開始の男子フリースタイル4階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、決勝に進んだ74kg級の髙橋海大（日体大）が金メダルを獲得した。

▲昨年のU23世界選手権に続き、シニアでも世界王者に輝いた髙橋海大

　高橋は、昨年のパリ・オリンピック3位で今年の欧州選手権を制したチェルメン・バリエフ（アルバニア＝元ロシア）と対戦。高橋のタックルがもつれた際、バリエフが左脚を痛め、試合は再開されたが、そのあと途中棄権し、初優勝を達成した。昨年のU23世界選手権に続き、2世代目の世界チャンピオンを達成した。

　敗者復活戦に回った57kg級の坂本輪（CWC）は負傷のため棄権。79kg級の神谷龍之介（日体大）は中国選手との試合を勝ったものの、続くアゼルバイジャン選手との試合に敗れ、3位決定戦に進めなかった。

▲パリ・オリンピック3位で今年の欧州王者を果敢に攻めた髙橋海大

▲髙橋の反則ではない普通の攻撃だったが、バリエフが左脚を痛め、試合はいったん中断。再開後、ドクターがストップをかけた

　各選手の成績は下記の通り。

男子フリースタイル

　【57kg級】坂本輪（CWC）　　　8位＝31選手出場《ブラケット》
敗復戦　●［不戦敗＝負傷］Garette A. SAUNDERS（カナダ）

《以下、前日に実施》
２回戦　●［4-9］Bekzat ALMAZ UULU（キルギス）
１回戦　○［VSU、5:34=18-8］Ivaylo Milenov TISOV（ブルガリア）

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　【74kg級】髙橋海大（日体大）　　　優勝＝35選手出場《ブラケット》
決　勝　○［負傷棄権、4:07=8-2］Chermen VALIEV（アルバニア）

《以下、前日に実施》
準決勝　○［6-4］Taimuraz SALKAZANOV（スロバキア）
４回戦　○［11-4］Yones A. EMAMICHOGHAEI（イラン）
３回戦　○［VSU、3:31=10-0］Giorgi ELBAKIDZE（ジョージア）
２回戦　○［VSU、4:10=10-0］Vitali IHNATOVICH（UWW＝ベラルーシ)
１回戦　○［VSU、2:38=10-0］Ok Chol HAN（北朝鮮）

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　【79kg級】神谷龍之介（日体大）　　　11位＝27選手出場《ブラケット》
敗復戦　●［3-5］Dzhabrail GADZHIEV（アゼルバイジャン）
敗復戦　○［VSU、5:06=11-0］Tu E. AHEIYOU（中国）

《以下、前日に実施》
１回戦　●［VSU、2:57=0-10］Georgios KOUGIOUMTSIDIS（ギリシャ）

《以下、前日に実施。最終順位を追加》

　【92kg級】石黒峻士（MTX GOLDKIDS）　　　22位＝26選手出場《ブラケット》
１回戦　●［1-3］Magomed SHARIPOV（バーレーン）

※敗者復活戦に回れず