2025.09.07NEW

【2025年世界選手権・展望(23)】台風の目はセルゲイ・エメリン(UWW=ロシア)か…男子グレコローマン63kg級

《試合日》9月20日(土)・21日(日) /クロアチア・ザグレブ


男子グレコローマン63kg級・予想シード順

(注)最終エントリーによって確定します。下記と変わる場合があります。

[1]Karen ASLANYAN(アルメニア)
[8]Aref MOHAMMADI(カタール)
[5]Aytjan KHALMAKHANOV(ウズベキスタン)
[4]Mohammad KESHTKAR(イラン)

[3]Kerem KAMAL(トルコ)
[6]Ellis COLEMAN(米国)
[7]Hanjae CHUNG(韓国)
[2]Vitalie ERIOMENCO(モルドバ)


男子グレコレーマン63kg級・展望

 昨年の世界王者(ニハト・ママダリ=アゼルバイジャン)は60kg級へ。同3位で今年の欧州選手権2位のカレン・アスラニャン(アルメニア)、欧州選手権優勝のケレム・カマル(トルコ)、同3位のビタリア・エリオメンコ(モルドバ)、昨年の欧州選手権優勝のムラド・ママドフ(アゼルバイジャン)、2023年世界選手権優勝のレリ・アブラーゼ(ジョージア)ら、優勝候補に挙げられる欧州勢は多い。

 60kg級で2018年世界王者のセルゲイ・エメリン(UWW=ロシア)が、昨年秋の世界軍隊選手権3位を経て、今年7月のランキング大会第4戦(ハンガリー)優勝と健在。ロシアへの制裁で国際大会のブランクがあるが、まだ30歳で、実践感覚を取り戻していれば優勝争いに加われるだろう。

▲63kg級でも実力を発揮するか、セルゲイ・エメリン(UWW=ロシア)=2028年世界選手権

 アジアからは、アジア選手権優勝のアイチャン・ハルマハノフ(ウズベキスタン)が、今年8月のU20世界選手権も制して勢いがある。アジア選手権2位のモハマド・ケシュトカー(イラン)がどこまで上位へ食い込めるか。5月ランキング大会第3戦(モンゴル)では、チュン・ハンジャエ(韓国)がケシュトカーを破って2位に躍進。復活を期す韓国を支える存在となれるか。

 初出場の中村真翔(育英大)は、シニアの国際大会は今大会が初だが、U17とU20の世界選手権での経験をもとに、飛躍が期待される。


男子グレコレーマン63kg級・予備エントリー選手

《日本代表》中村真翔(日本)
Kerem KAMAL(トルコ)=2025年欧州選手権優勝
Karen ASLANYAN(アルメニア)=2024年世界選手権3位/2025年欧州選手権2位
Vitalie ERIOMENCO(モルドバ)=2025年欧州選手権3位
Murad MAMMADOV(アゼルバイジャン)=2024年欧州選手権優勝
Aytjan KHALMAKHANOV(ウズベキスタン)=2025年アジア選手権優勝/2025年U20世界選手権優勝
Mohammad KESHTKAR(イラン)=2025年アジア選手権2位
Hanjae CHUNG(韓国)=2025年アジア選手権3位
Chan KIM(北朝鮮)=2025年アジア選手権3位
Ellis COLEMAN(米国)=2025年パンアメリカン選手権2位
Leri ABULADZE(ジョージア)=2023年世界選手権優勝
Sergey EMELIN(UWW=ロシア)=2024年世界軍隊選手権3位
Abdeldjebar DJEBBARI(アルジェリア)
Nikolay VICHEV(ブルガリア)
Baosheng HUANG(中国)
Godefroid KALUBI(コンゴ民主共和国)
Ivan LIZATOVIC(クロアチア)
Andres MONTANO(エクアドル)
Moamen MOHAMED(エジプト)
Stefan CLEMENT(フランス)
Sunny KUMAR(インド)
Madiyar MAULITKANOV(カザフスタン)
Baiaman KARIMOV(キルギス)
Hector SANCHEZ(メキシコ)
Morten THORESEN(ノルウェー)
Aref MOHAMMADI(カタール=元イラン)
Azatjan ACHILOV(トルクメニスタン)
Oleksandr HRUSHYN(ウクライナ)