2025.09.05NEW

2025年世界選手権代表/女子62kg級・元木咲良(育英大助手)

《UWWデータベース》 《過去の成績》 《国際大会成績》


【氏名】元木咲良(もとき・さくら)

【生年月日(年齢)/出身地】2002年2月20日生まれ、23歳。埼玉県

【出身クラブ/出身校】埼玉・和光クラブ出身。埼玉・埼玉栄高~育英大卒

【所属】育英大助手

【過去のオリンピック・世界選手権出場】2022年=3位(59kg級)、2023年=2位、2024年パリ・オリンピック=優勝(以上、62kg級)

【略歴】
 2013年全国少年少女選抜選手権で優勝するも、小中学生時代は全国大会の2位や3位が多かった。埼玉・埼玉栄高に進み、2018年ジュニアクイーンズカップ・カデット(現U17)で優勝し、世界カデット選手権でも優勝。しかしインターハイは3位で、高校のタイトルは手にできなかった。

▲2018年の世界カデット選手権で優勝の元木咲良=チーム提供

 育英大に進み、2021年全日本選抜選手権57kg級2位と飛躍したが、前十字靭帯の断裂で戦列を離脱。ブランクを乗り越え、2022年にジュニアクイーンズカップで優勝。全日本選抜選手権とプレーオフも勝ち抜き、59kg級でU20とシニアの世界選手権出場権を獲得。U20は優勝したが、シニアは3位。

 その後、62級へアップ。全日本選手権で世界チャンピオンの尾﨑野乃香を破って優勝する殊勲。2023年の全日本選抜選手権でも優勝し、2階級にわたって2年連続で世界選手権へ出場。決勝で2019・21年世界チャンピオンのアイスルー・チニベコワ(キルギス)に敗れて銀メダルに終わったが、パリ・オリンピックの代表に内定。

 2024年は1月の「ザグレブ・オープン」、4月のアジア選手権ともチニベコワに敗れ、優勝を逃した。パリ大会では、チニベコワとの対戦はなかったが、4試合を勝ち抜いて優勝した。2025年全日本選抜選手権とプレーオフは、パリ大会68kg級代表の尾﨑野乃香との代表争いとなり、勝ち抜いた。

 父・康年さんは2000年シドニー・オリンピック代表。

▲国内の激闘を勝ち抜いて世界選手権出場を決めた元木咲良=撮影・矢吹建夫