【2025年世界選手権・展望（10）】アミール・ザレ（イラン）が世界一返り咲きを目指す…男子フリースタイル125kg級

《試合日》9月13日（土）・14日（日）／クロアチア・ザグレブ

男子フリースタイル125kg級・予想シード順

（注）最終エントリーによって確定します。下記と変わる場合があります。

［1］Giorgi MESHVILDISHVILI（アゼルバイジャン）
［8］Jonovan SMITH（プエルトリコ）
［5］Lkhagvagerel MUNKHTUR（モンゴル）
［4］Robert BARAN（ポーランド）

［3］Dzianis KHRAMIANKOU（UWW＝ベラルーシ）
［6］Shamil SHARIPOV（バーレーン）
［7］Solomon MANASHVILI（ジョージア）
［2］Amir Hossein ZARE（イラン）

男子フリースタイル125kg級・展望

　2021・23年世界王者で昨年のパリ・オリンピックは決勝で敗れたアミール・ザレ（イラン）が世界一返り咲きを目指す。2月のランキング大会（アルバニア）で優勝し実力をキープ。オリンピック3位のギオルギ・メシビルディシビリ（アゼルバイジャン）も欧州選手権と8月の「ジオルコウスキ国際大会」（ポーランド）で優勝など好調。

▲パリは銀メダルに終わったアミール・ザレ（イラン）。世界一奪還を目指す＝UWWサイトより

　オリンピック5位のロバート・バラン（ポーランド）も世界軍隊選手権優勝など実力をキープ。欧州選手権2位のソロモン・マナシビリ（ジョージア）、欧州選手権3位のジアニス・ハラミアンコフ（UWW＝ベラルーシ）もザレの世界一復帰を阻む可能性は十分にある。

　ザレ以外のアジア勢では、アジア選手権2位のルハグバゲレル・ムンフトゥル（モンゴル）、同3位のシャミル・シャリポフ（バーレーン）が優勝戦線に浮上するか。ムンフトゥルは2023年アジア選手権優勝、アジア大会2位、パリ・オリンピック8位の実力者。シャリポフは7月のランキング大会（ハンガリー）でハラミアンコフ（前述）らを破って優勝している。

　2023年U23世界選手権優勝のワイアット・ヘンドリクソン（米国）は今年のパンアメリカン選手権で優勝。その勢いを世界選手権へ持ち込めるか。

　6度目の出場となる山本泰輝（自衛隊）が、そのキャリアを生かして上位を目指す。

男子フリースタイル92kg級・予備エントリー選手

《日本代表》山本泰輝（日本）
Amir Hossein ZARE（イラン） ＝2024年パリ・オリンピック2位／2021・23年世界選手権優勝
Giorgi MESHVILDISHVILI（アゼルバイジャン）＝2024年パリ・オリンピック3位
Robert BARAN（ポーランド） ＝2024年パリ・オリンピック5位
Wyatt HENDRICKSON（米国）＝2025年パンアメリカン選手権優勝
Solomon MANASHVILI（ジョージア）＝2025年欧州選手権2位
Dzianis KHRAMIANKOU（UWW＝ベラルーシ）＝2025年欧州選手権3位
Lkhagvagerel MUNKHTUR（モンゴル）＝2025年アジア選手権2位
Shamil SHARIPOV（バーレーン）＝2025年アジア選手権3位
Johannes LUDESCHER（オーストリア）
Gabriel DE SOUSA（ブラジル）
Alen KHUBULOV（ブルガリア）
BUHEEERDUN（中国）
Filip KOSCIC（クロアチア）
Mohsen SIYAR（ドイツ）
Azamat KHOSONOV（ギリシャ）
Milan KORCSOG（ハンガリー）
Rajat RUHAL（インド）
Alisher YERGALI（カザフスタン）
Gyeongmin KIM（韓国）
Dmitrii DUSCOV（モルドバ）
Jonovan SMITH（プエルトリコ）
Omar SAREM（ルーマニア）
Zyyamuhammet SAPAROV（トルクメニスタン）
Hakan BUYUKCINGIL（トルコ）
Murazi MCHEDLIDZE（ウクライナ）
Abdulla KURBANOV（UWW＝ロシア）
Khasanboy RAKHIMOV（ウズベキスタン）