2025.09.02NEW

2025年世界選手権代表/男子フリースタイル97kg級・吉田アラシ(日大)

《UWWデータベース》 《過去の成績》 《国際大会成績》


【氏名】吉田アラシ(よしだ・あらし)

【生年月日(年齢)/出身地】2004年1月11日生まれ、21歳。千葉県

【出身クラブ/出身校】千葉・市川コシティ出身。埼玉・花咲徳栄高卒

【所属】日大

【過去のオリンピック・世界選手権出場】2023年=5位(92kg級)

【略歴】
 イラン人の父、ジャボ・エスファンジャーニさんが運営する市川コシティ・クラブで幼少の頃からレスリングに取り組み、全国少年少女選手権5度優勝。中学ではやや停滞したが、埼玉・花咲徳栄高時代の2021年にインターハイと全国高校グレコローマン選手権で優勝。

▲2018年全国中学生選手権決勝で闘う吉田アラシ(赤)。敗れ、全国王者はなく中学時代を終えた=撮影・矢吹建夫

 日大ヘ進み、全日本学生選手権92kg級2位のあと、国体と全日本大学選手権の97kg級で優勝して頭角を現した。全日本選手権92kg級は2位。2023年4月のアジア選手権92kg級では4試合を勝ち抜き、「19歳3ヶ月3日」の若さで優勝。2021年大会で優勝した塩谷優(男子グレコローマン55kg級)の「19歳5ヶ月17日」を上回る日本男子最年少のアジア・チャンピオンとなった(当時)。

 男子で90kgを超える階級でのチャンピオンは、1989年男子グレコローマン90kg級の森山泰年と100kg級の近藤務以来。フリースタイルでは、1983年・男子フリースタイル100kg級の本田多聞までさかのぼる。ソ連が分かれて5ヶ国がアジアに加わった1993年以降は初めて。

 同年世界選手権に初出場して5位に入賞。97kg級に上げて翌年のパリ・オリンピックを目指したが、予選を勝ち抜けなかった。その後、2024年全日本選手権2025年アジア選手権などで優勝を続け、今回、97kg級で初の世界選手権出場を果たす。

▲国内で敵なし! 97kg級で初の世界選手権へ出場する吉田アラシ=撮影・矢吹建夫