2025.08.23

小川凜佳（育英大）と升田夏実（育英大）が優勝…2025年U20世界選手権･第6日（１）

　2025年U20世界選手権第6日は8月22日、ブルガリア・サモコフで前日開始の女子3階級と男子グレコローマン2階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、女子50kg級の小川凜佳（育英大）と53kg級の升田夏実（育英大）が優勝、男子グレコローマン82kg級の吉田泰造（日体大）が銅メダルを獲得した。

　小川は決勝でシニアのパンアメリカン選手権優勝のアウドリー・ヒメネス（米国）と対戦。2点を先制されたが第1ピリオドのうちに逆転。第2ピリオドもポイントを重ね、9－3で勝利。2023年U17世界選手権、昨年のU20アジア選手権に続く国際大会の優勝を手にした。国際大会は4個目のメダル獲得。

　升田はU20欧州選手権優勝のアナスタシア・ポルスカ（ポーランド）を相手に終始攻勢をとり、6－0で勝利。2023年のU17世界選手権と東アジアユース大会に続き、国際大会で3大会連続の金メダル獲得。4個目のメダルを獲得した。

▲シニアのパンアメリカン・チャンピオンを破って優勝の小川凜佳＝UWWサイトより

▲U20欧州チャンピオンを破って優勝の升田夏実＝UWWサイトより

　女子は全日程を終了し、「金5・銀0・銅2」を獲得。昨年の「金3・銀1・銅2」を上回り、国別対抗得点の1位も守った。2位は2階級優勝のインドで、中国、米国が続いた。

　吉田は3位決定戦で、敗者復活戦を勝ち上がってきたシニアの「モンゴル・オープン」2位のプリンス（インド）と対戦。リフト技を2度決めて圧勝し、昨年と同じ銅メダルを手にした。国際大会は4個目のメダル獲得。

▲昨年に続く銅メダルで無念そうな表情の吉田泰造＝UWWサイトより

　各選手の成績は下記の通り。

女子

　【50kg級】小川凜佳（育英大）　　　優勝＝20選手出場《ブラケット》
決　勝　○［9-3］Audrey R. JIMENEZ（米国）

《以下、前日に実施》
準決勝　○［VSU、3:24=11-0］Shruti SHRUTI（インド）
３回戦　○［フォール、0:21=4-0］Songul KAVAK（トルコ）
２回戦　○［フォール、2:40=9-0］Josephine WRENSCH（ドイツ）
１回戦　　ＢＹＥ

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

　【53kg級】升田夏実（育英大）　　　優勝＝17選手出場《ブラケット》
決　勝　○［6-0］Anastasiia POLSKA（ウクライナ）

《以下、前日に実施》
準決勝　○［フォール、2:29=9-0］Abigale R. COOPER（米国）
３回戦　○［10-2］Kseniya KOSTSENICH（UWW＝ベラルーシ）
２回戦　○［VSU、0:59=10-0］Angela CRAPIO CASAROLA（イタリア）
１回戦　　ＢＹＥ

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

《国別対抗得点》
［1］日本 165点、［2］インド 140点、［3］中国 104点、［4］米国 95点、［5］ウクライナ 92点、［6］トルコ 59点、［7］スウェーデン 38点、［8］モンゴル 37点

男子グレコローマン

　【82kg級】吉田泰造（日体大）　　　3位＝21選手出場《ブラケット》
３決戦　○［VSU、1:50=11-0］Prince PRINCE（インド）

《以下、前日に実施》
準決勝　●［VSU、1:40=0-9］Dias SEITKALIYEV（カザフスタン）
３回戦　○［6-0］Martin K. SHISHEKOV（ブルガリア）
２回戦　○［VSU、0:25=9-0］Omer F. ILDES（トルコ）
１回戦　○［VSU、3:27=9-0］Szabolcs I. SZINAY（ハンガリー）

《以下、前日に実施。最終順位を追加》