2025年U20世界選手権第5日は8月21日、ブルガリア・サモコフで前日開始の女子4階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、65kg級の北出桃子(至学館大)が優勝、55kg級の筒井双(福島・ふたば未来学園高)と62kg級の竹元紫凛(育英大)が銅メダルを獲得した。
北出は欧州選手権2位のマルガリッタ・サルナザリャン(UWW=ロシア)と対戦。第1ピリオドを7ー0とリードして主導権を取り、後半、やや守勢に入ってしまったが最後は9-5で振り切った。昨年の「クリッパン女子国際大会」(スウェーデン)とU20アジア選手権、今年2月の「ペトコ・シラコフ-イワン・イリエフ国際大会」(ブルガリア)に続き、4度目の国際大会の優勝。
敗者復活戦に回った筒井はギリシャの選手に勝って3位決定戦へ。U23欧州選手権優勝のツバ・デミール(トルコ)を5-3で破った。昨年のU17世界選手権銀メダルに続く国際大会のメダル獲得。
竹元は敗者復活戦を勝ち上がって来たU20パンアメリカン選手権3位のネビス・ロドリゲス(メキシコ)との3位決定戦で劣勢をしいられたが、6-7と追い上げたあと、ラスト2秒にリーリングを決めて逆転した(相手陣営のチャレンジ失敗でスコアは9-7)。2度目の国際大会で初のメダル獲得。
各選手の成績は下記の通り。
【55kg級】筒井双(福島・ふたば未来学園高) 3位=18選手出場《ブラケット》
3決戦 ○[5-3]Tuba DEMIR(トルコ)
敗復戦 ○[フォール、1:29=6-0]Evdoxia PAPADOPOULOU(ギリシャ)
《以下、前日に実施》
3回戦 ●[VSU、5:13=0-10]Everest S. LEYDECKER(米国)
2回戦 ○[10-2]Aliana MAKHAMBETOVA(カザフスタン)
1回戦 BYE
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【62kg級】竹元紫凛(育英大) 3位=19選手出場《ブラケット》
3決戦 ○[9-7]Neevis M. RODRIGUEZ CANTU(メキシコ)
《以下、前日に実施》
準決勝 ●[2-8]Yangzhen YANGZHEN(中国)
3回戦 ○[5-2]Ekaterina RADYSHEVA(UWW)
2回戦 ○[4-2]Naemi LEISTNER(ドイツ)
1回戦 ○[VSU、2:22=12-2]Haylie E. JAFFEE(米国)
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【65kg級】北出桃子(至学館大) 優勝=21選手出場《ブラケット》
決 勝 ○[9-5]Margarita SALNAZARIAN(UWW)
《以下、前日に実施》
準決勝 ○[VSU、5:52=12-2]Daniella I. NUGENT(米国)
3回戦 ○[5-0]Narkhajid NYAMSUREN(モンゴル)
2回戦 ○[3-2]Beyza N. AKKUS(トルコ)
1回戦 ○[VSU、2:46=10-0]Viktoria PUPP(ハンガリー)
《以下、前日に実施。最終順位を追加》
【76kg級】茂呂綾乃(安部学院OG) 11位=14選手出場《ブラケット》
1回戦 ●[3-4]Diana TITOVA(UWW)
※敗者復活戦に回れず