2025.08.02NEW

大矢華乃(東京・自由ヶ丘学園高)が優勝、中西杏(三重・いなべ総合学園高)は銀…2025年U17世界選手権・第5日(1)

 2025年U17世界選手権第6日は8月1日、ギリシャ・アテネで前日開始の女子5階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、46㎏級の大矢華乃(東京・自由ヶ丘学園高)が優勝、40㎏級の中西杏(三重・いなべ総合学園高)が銀メダル、53㎏級の小川璃苑(岐阜・中京高)が銅メダルをそれぞれ獲得した。

 大矢はU17欧州チャンピオンのヤンカ・シレイ(ハンガリー)と対戦し、第1ピリオド1-0から、最後は3-0として勝利。2024年U17アジア選手権銅メダルに続く国際大会のメダル獲得で、優勝は初めて。

▲国際大会初優勝を飾った大矢華乃=UWWサイトより

 中西は2年連続U17アジア・チャンピオンのショヒスタ・ショナザロワ(ウズベキスタン)を相手に第1ピリオドで5点を失い、終了と同時に0-11とされて敗れた。金メダルは逃したが、国際大会は4大会連続のメダル獲得。
 
 小川は、敗者復活戦を勝ち上がってきたU17欧州選手権3位のマルガリタ・ヤリギナ(UWW)を8-0で下し、銅メダルを手にした。2023・24年U15アジア選手権優勝に続く国際大会のメダル獲得。

▲金メダルは逃したが、国際大会で4大会連続メダルの中西杏=UWWサイトより

 女子は全日程を終了し、「金1・銀2・銅2」を獲得。1階級優勝は昨年と同じだが、国別対抗得点は昨年の146点を下回る113点で、昨年の2位から3位に後退。2011年にこの大会が再開されてから初めて2位を外れた。2階級制覇で151点のインドが昨年に続いて優勝し、2位は2階級優勝の米国が142点で入った。

▲「金1・銀2・銅3」の日本女子チーム=チーム提供

 各選手の成績は下記の通り。


女子

 【40㎏級】中西杏(三重・いなべ総合学園高)  2位=11選手出場《ブラケット》
決 勝  ●[VSU、4:00=0-11]Shokhista SHONAZAROVA(ウズベキスタン)

《以下、前日に実施》
準決勝 ○[VSU、1:07=11-0]Asema ASANGARYEVA(キルギス)
2回戦 ○[VSU、3:16=12-1]Valia G. HARSAN(ルーマニア)
1回戦   BYE

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 【46㎏級】大矢華乃(東京・自由ヶ丘学園高)   優勝=16選手出場《ブラケット》
決 勝 ○[3-0]Janka SILLEI(ハンガリー)

《以下、前日に実施》
準決勝 ○[6-4]Jaclyn R. BOUZAKIS(米国)
2回戦 ○[VSU、1:59=12-2]Irina TSYDEEVA(UWW)
1回戦 ○[フォール、0:50=2-0]Anastasiya BIALUHA(UWW)

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 【53㎏級】小川璃苑(岐阜・中京高)   3位=23選手出場《ブラケット》
3決戦 ○[8-0]Margarita IARYGINA(UWW)

《以下、前日に実施》
準決勝 ●[3-4]Jiaqing JIANG(中国)
3回戦 ○[5-2]Saarika SAARIKA(インド)
2回戦 ○[VSU、1:38=12-0]Fatma YILMAZ(トルコ)
1回戦 BYE


《以下、前日に実施》

 【61㎏級】粟野和夏(埼玉・埼玉栄高)   10位22選手出場《ブラケット》
2回戦 ●[3-6]Zalina TOTROVA(UWW)
1回戦 ○[VSU、3:08=10-0]Zhaidar MUKAT(カザフスタン)

※敗者復活戦に回れず

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 【69㎏級】寺岡真央(大阪・大体大浪商高)   16位=18選手出場《ブラケット》
2回戦 ●[0-7]Solomiia PETRIV(ウクライナ)
1回戦  BYE

※敗者復活戦に回れず