2025年U17世界選手権第6日は8月1日、ギリシャ・アテネで前日開始の女子5階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、46㎏級の大矢華乃(東京・自由ヶ丘学園高)が優勝、40㎏級の中西杏(三重・いなべ総合学園高)が銀メダル、53㎏級の小川璃苑(岐阜・中京高)が銅メダルをそれぞれ獲得した。
大矢はU17欧州チャンピオンのヤンカ・シレイ(ハンガリー)と対戦し、第1ピリオド1-0から、最後は3-0として勝利。2024年U17アジア選手権銅メダルに続く国際大会のメダル獲得で、優勝は初めて。
中西は2年連続U17アジア・チャンピオンのショヒスタ・ショナザロワ(ウズベキスタン)を相手に第1ピリオドで5点を失い、終了と同時に0-11とされて敗れた。金メダルは逃したが、国際大会は4大会連続のメダル獲得。
小川は、敗者復活戦を勝ち上がってきたU17欧州選手権3位のマルガリタ・ヤリギナ(UWW)を8-0で下し、銅メダルを手にした。2023・24年U15アジア選手権優勝に続く国際大会のメダル獲得。
女子は全日程を終了し、「金1・銀2・銅2」を獲得。1階級優勝は昨年と同じだが、国別対抗得点は昨年の146点を下回る113点で、昨年の2位から3位に後退。2011年にこの大会が再開されてから初めて2位を外れた。2階級制覇で151点のインドが昨年に続いて優勝し、2位は2階級優勝の米国が142点で入った。
各選手の成績は下記の通り。
【40㎏級】中西杏(三重・いなべ総合学園高) 2位=11選手出場《ブラケット》
決 勝 ●[VSU、4:00=0-11]Shokhista SHONAZAROVA(ウズベキスタン)
《以下、前日に実施》
準決勝 ○[VSU、1:07=11-0]Asema ASANGARYEVA(キルギス)
2回戦 ○[VSU、3:16=12-1]Valia G. HARSAN(ルーマニア)
1回戦 BYE
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【46㎏級】大矢華乃(東京・自由ヶ丘学園高) 優勝=16選手出場《ブラケット》
決 勝 ○[3-0]Janka SILLEI(ハンガリー)
《以下、前日に実施》
準決勝 ○[6-4]Jaclyn R. BOUZAKIS(米国)
2回戦 ○[VSU、1:59=12-2]Irina TSYDEEVA(UWW)
1回戦 ○[フォール、0:50=2-0]Anastasiya BIALUHA(UWW)
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【53㎏級】小川璃苑(岐阜・中京高) 3位=23選手出場《ブラケット》
3決戦 ○[8-0]Margarita IARYGINA(UWW)
《以下、前日に実施》
準決勝 ●[3-4]Jiaqing JIANG(中国)
3回戦 ○[5-2]Saarika SAARIKA(インド)
2回戦 ○[VSU、1:38=12-0]Fatma YILMAZ(トルコ)
1回戦 BYE
《以下、前日に実施》
【61㎏級】粟野和夏(埼玉・埼玉栄高) 10位=22選手出場《ブラケット》
2回戦 ●[3-6]Zalina TOTROVA(UWW)
1回戦 ○[VSU、3:08=10-0]Zhaidar MUKAT(カザフスタン)
※敗者復活戦に回れず
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【69㎏級】寺岡真央(大阪・大体大浪商高) 16位=18選手出場《ブラケット》
2回戦 ●[0-7]Solomiia PETRIV(ウクライナ)
1回戦 BYE
※敗者復活戦に回れず