「世界最大のレスリング大会」と言われている2025年全米海兵隊ジュニア大会が7月12~19日の7日間(間に1日休息日)、ノースダコタ州ファーゴのファーゴドームで行われ、8,531選手が参加、出場記録を更新した。昨年を469選手(5.8%増)上回った。
エントリー数と割合の両方において最も増加が大きかったのが、U16U女子で、エントリー数は191選手増加し、22.8%の増加。各部門の参加選手数と増加数は下記の通り。
U16歳女子:1,029名(+191名)
U16歳男子フリースタイル:1,786名(+88名)
U16歳男子グレコローマン:1,274名(+13名)
ジュニア女子:1,216名(+79名)
ジュニア男子フリースタイル:1,887名(+70名)
ジュニア男子グレコローマン:1,339名(+28名)
大会はファーゴドーム内の30面マットで実施され、すべての試合はFlo Wrestlingで生中継された。見逃した人のためにオンデマンドでも視聴可能と、応援する人への便宜もはかられている。
米国レスリング協会は、2024~25年の登録者が34万6,861人となり、過去最高を記録している(関連記事)。
先進国は少子化の傾向がある中、米国は2024年推計で1%増。これは移民の流入によるもので、若者の人口が著しく増加しているわけではない。その中でも競技人口が増えているのは、プロ化のほか、積極的な広報活動による普及への努力の成果と思われる。