2025.07.18NEW

須田宝(山梨学院大)と青柳善の輔(クリナップ)が優勝…2025年UWWランキング大会第4戦・第1日(男子フリースタイル)

 世界レスリング連盟(UWW)の2025年ランキング大会第4戦「ポリヤク・イムレ&バルガ・ヤノス記念国際大会」は7月17日、ハンガリー・ブダペストで開幕。男子フリースタイル7階級が行われ、61kg級の須田宝(山梨学院大)と70kg級の青柳善の輔(クリナップ)が優勝した。

▲国際大会を3大会連続で制した須田宝=UWWサイトより

▲ランキング1位の実力を発揮して優勝の青柳善の輔=UWWサイトより

 須田は1回戦でジョージア選手を破った後、2023年U23世界選手権2位のアシルジャン・イェッセンゲルディ(カザフスタン)を4-3で撃破。決勝で、2021年アジア選手権優勝でランキング大会第3戦(モンゴル)65kg級優勝のタイリベク・ズマシュベクウール(キルギス)を5-3で破った。

 今年に入って、ランキング大会第2戦(アルバニア)、アジア選手権に続いて国際大会を3大会連続で制した。現在、ランキング12位の須田は、規定に従えば11,000点が加わっ32,000点となり、5位へ浮上。世界選手権にはランキング1位の小野正之助ら出場しない選手もいるので、第4シード以内に入ることが濃厚となった。

 青柳は2回戦でランキング3位のアカキ・ケメルテリーゼ(ジョージア)を破り、準決勝でアジア選手権65kg級3のイラン選手にテクニカルスペリオリティ勝ち。決勝で欧州選手権2位のアルマン・アンドレアシャン(アルメニア)を8-0で下し、4試合で失点「3」の内容で優勝した。

 優勝は今年2月のランキング大会第2戦以来で、2023年U23世界選手権から9大会連続で国際大会のメダルを獲得。ランキング1位の青柳は規定に従えば68,500点となり、2位以下を大きく引き離しての世界選手権第1シードとなる見込み。

 79kg級の神谷龍之介(日体大)は初戦の2回戦でU23アジア選手権優勝のインド選手に敗れ、敗者復活戦に回れなかった。

 各選手の成績は下記の通り。


男子フリースタイル

 【61kg級】須田宝(山梨学院大)   優勝=14選手出場《ブラケット》
決 勝 ○[5-3]Taiyrbek ZHUMASHBEK UULU(キルギス)
準決勝 ○[4-3]Assylzhan YESSENGELDI(カザフスタン)
1回戦 ○[VSU、4:42=12-2]Giorgi GONIASHVILI(ジョージア)

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 【70kg級】青柳善の輔(クリナップ)   優勝=15選手出場《ブラケット》
決 勝  ○[8-0]Arman ANDREASYAN(アルメニア)
準決勝 ○[VSU、0:50=11-0]Abbas EBRAHIMZADEHSAVADKOUHI(イラン)
2回戦 ○[4-1]Akaki KEMERTELIDZE(ジョージア)
1回戦 ○[VSU、4:47=13-2]Haydar YAVUZ(トルコ)

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 【79kg級】神谷龍之介(日体大)   10位=17選手出場《ブラケット》
2回戦 ●[6-9]Chandermohan CHANDERMOHAN (インド)
1回戦  BYE

※敗者復活戦へ回れず

▲須田宝(山梨学院大)

▲青柳善の輔(クリナップ)