キルギス・ビシュケクで行われた2025年U20アジア選手権に出場した男子フリースタイル・チームが7月15日、成田空港に帰国した。昨年に続いてチャンピオンが生まれ(65kg級・八隅士和=早大)、「銀2・銅2」を獲得した。
昨年に比べるとメダルの数は多く、国別対抗得点も7位から5位に浮上したが、高橋侑希監督(山梨学院大講師)は「去年よりいい成績だったのは評価されるが、もう1~2個、メダルが取れた。勝たせられる試合を勝たせられなかったのは悔しい」と振り返る。けがをして万全な状態でなかった選手もいたそうで、「大会前のコンディショニングにも課題がある」と話した。
国別対抗得点が伸びなかった理由のひとつが、重量級の不振。79kg級の岡澤ナツラ(慶大)が銅メダルを取ったものの、全体的に相手に差されると動きが止まってしまい、動いて相手をばてさせるレスリングができなかったと言う。重量級の強化を今後の課題に挙げた。