キルギス・ビシュケクで行われていた2025年U20アジア選手権に出場した女子チームが7月13日、羽田空港に帰国した。「金2・銀2・銅2」は昨年の3階級制覇には及ばなかったが、優勝したのは50kg級の小川舞(東京・自由ヶ丘学園高)と59kg級の野口紗英(北海道・帯広北高)の高校生という明るい材料もあった。
正田絢子監督(京都・丹後緑風高教)は「内容は悪くなかったし、2人の高校生が優勝したことは評価したい。銅メダルを取った菱沼綾南(65kg級=東洋大)はラスト10秒からの逆転勝利で価値があった」と、今後につながる内容だったと総括。技をかけ切る力、攻め続ける力をつけるとともに、不利な体勢になっても自分の体勢へと逆転するだけの体力の養成を望んだ。
インドが昨年の5階級制覇を上回る7階級で優勝し、国別対抗得点で48点差をつけられたが、大きな差はないと言う、ただ、しつこさや粘り強さは感じられたそうで、日本選手は「苦手意識を持っているかもしれない」と分析。気持ちで負けないことを今後の課題として挙げた。