米国レスリング協会は5月23日、2021年世界選手権・男子フリースタイル57kg級優勝のトーマス・ギルマン(米国)が、1年間に3回の居場所情報提供義務違反を犯し、米国アンチ・ドーピング機構(USADA)から1年半の出場停止処分を科せられ、本人が受け入れたことを発表した。
2021年東京オリンピック3位で、2022年も世界選手権2位になっているギルマン(30歳)は米国の登録検査対象者に登録されており、定期的に位置情報を提出することが義務付けられていた。2024年の4月28日、8月12日、9月23日の3回、居場所情報違反を犯したという。処分は2025年5月16日からで、2024年9月23日以降のすべての競技成績が無効になる。
最近では、2021年東京オリンピック男子グレコローマン銀メダリストのイアコビ・カジャイア(ジョージア)が、1年間に3回、居場所が特定できない違反行為のため、2年間の資格停止処分が科せられている。