2025.05.13NEW

【訃報】和田喜久夫氏(1972年ミュンヘン・オリンピック銀メダリスト)

 1972年ミュンヘン・オリンピックのフリースタイル68kg級銀メダリストの和田喜久夫氏が5月8日午後3時30分、長岡市内の病院で死去した。74歳。葬儀は12・13日に近親者で行われる。

 新潟・巻農高校(現巻総合高校)時代の1968年にインターハイと国体61kg級で優勝し、明大へ進学。1970年に68kg級で全日本王者に輝き、アジア大会(タイ)でも優勝。「19歳9ヶ月」の優勝は、当時歴代2位の若さだった(現在でも6位)。1971年世界選手権5位を経て1972年ミュンヘン・オリンピックへ出場し、銀メダルを獲得した。

 引退後は新潟県で後進の指導にあたり、2000~20年に新潟県レスリング協会の理事長として同県レスリング界の発展に尽力した。7年ほど前から上咽頭がんを煩い、闘病していた。

▲2007年全国高校選抜大会の開会式であいさつする和田喜久夫氏

▲通夜の祭壇に飾られたミュンヘン・オリンピック表彰式の写真=撮影:巻っずクラブ・本名栄仁代表