2024年西日本学生春季リーグ戦最終日は5月11日、大阪・堺市金岡公園体育館で行われ、九州共立大が決勝で近大を4-3で下し、2020年秋季大会以来、8季ぶり2度目の優勝を飾った。
九州共立大は前日の予選リーグA組2回戦で、8季連続優勝を目指す周南公立大を4-3で撃破。この日の同3回戦で帝塚山大を破って3戦全勝で決勝へ進出。B組を3戦全勝で勝ち上がった近大と対戦した。チームスコア1-2、2-3と先行を許したが、125kg級で三宅紘誠(1年=徳島・池田高卒)、74kg級で長野壮志(4年)が勝ち、28年ぶりの優勝を目指す近大の望みを断ち切った。
連覇が途切れた周南公立大は、予選リーグ3回戦で福岡大にも不覚を喫したが、内容差で3位決定戦へ進み、立命館大を破って3位を確保した。
2008年北京オリンピック銀メダリストの湯元健一監督が就任した大体大は6位。前季に二部リーグで優勝し、一部リーグへ上がった帝塚山大は1勝2敗ながら内容差でA組4位。その後の7・8位決定戦で中京学院大を破り、4度目の一部リーグでの闘いで残留を決めた。
二部リーグは同志社大が6戦全勝をマークして優勝。今年秋季は、2021年秋季以来の一部リーグでの闘いを決めた。日本文理大と南九州大が4勝2敗で続き、勝利数・勝ち点等の数値はすべて日本文理大学が上回っているものの、下記に定めた規定により、直接対戦で勝っている南九州大が2位、日本文理大が3位となった。
【順位決定規定】
リーグ戦の順位は、本連盟規定に従って決定いたします。2 チームでチーム勝利数が同数の場合は、直接対決の勝利チームが上位に位置付ける。
女子は南九州大が3戦全勝をマークし、3季連続3度目の優勝を遂げた。
各試合結果は下記の通り。
順位一覧表・個人賞 | 女子結果 | 女子・星取表 |
一部リーグ | 第1日結果 | 最終日結果 | 星取表 |
二部リーグ | 第1日結果 | 最終日結果 | 星取表 |
《個人賞》
【八田杯(一部最優秀選手)】長野壮志(九州共立大)
【松井杯(一部敢闘賞)】満永大翔(近大)
【小田原杯(二部最優秀選手)】小泉瑛士(同志社大)
【井川杯(Ⅱ部敢闘賞)】本田一(南九州大)
【ファイナル】
▼決勝
九州共立大○[4-3]●近大
▼3位決定戦
周南公立大○[5-2]●立命館大
▼5・6位決定戦
福岡大○[4-3]●大体大
▼7・8位決定戦
帝塚山大○[4-3]●中京学院大
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【予選A組】
▼3回戦
福岡大○[4-3]●周南公立大、九州共立大○[6-1]●帝塚山大
《順位》
[1]九州共立大 3勝、[2]周南公立大 1勝2敗、
[3]福岡大 1勝2敗、
[4]帝塚山大 1勝2敗
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【予選B組】
▼3回戦
近大○[4-3]●立命館大、大体大○[4-3]●中京学院大
《順位》[1]近大 3勝、[2]立命館大 2勝1敗、[3]大体大 1勝2敗、[4]中京学院大 3敗
▼5回戦
南九州大○[5-2]●日本文理大、関学大○[4-3]●関大、
同志社大○[6-1]●桃山学院大
▼6回戦
日本文理大○[5-2]●関大、同志社大○[4-3]●南九州大、
天理大○[6-1]●桃山学院大
▼7回戦
同志社大○[4-3]●日本文理大、関学大○[4-3]●桃山学院大、
南九州大○[4-3]●天理大
《順位》[1]同志社大 6勝、[2]南九州大 4勝2敗、[3]日本文理大 4勝2敗、[4]天理大 3勝3敗、[5]関学大 3勝3敗、[6]関大 1勝5敗、[6]桃山学院大 6敗
(同勝敗は、直接対戦の結果による)
▼1回戦
南九州大○[3-1]●混成チーム、天理大○[3-1]●福岡大
▼2回戦
混成チーム○[2-2内容]●福岡大、南九州大○[4-0]●天理大
▼3回戦
南九州大○[4-0]●福岡大、混成チーム○[2-1]●天理大
《順位》[1]南九州大 3勝、[2]天理大 1勝2敗、[3]福岡大 3敗、[順位なし]混成チーム 2勝1敗