2025.04.06

イランが4階級で優勝、北朝鮮から7年ぶりの王者誕生…2025年アジア選手権・男子フリースタイル

 2024年アジア選手権・男子フリースタイルは3月29~30日、ヨルダン・アンマンで行われ、イランが4階級で優勝し、2年連続で国別対抗得点を制した。125kg級優勝のアミレザ・マスミは昨年のU20・23世界王者で、父のファリディン・マスミはアジア選手権5度優勝、2009年世界選手権銀メダルなどの強豪選手だった。

▲父がアジアV5の強豪というアミレザ・マスミ(イラン)が125kg級で優勝=UWWサイトより

 57kg級は2023年アジア大会2位のハン・チョンソン(北朝鮮)が優勝。同国の男子フリースタイルとしては、2018年大会以来7年ぶりのチャンピオンが誕生した。

 70kg級はパリ・オリンピック代表のエルナザル・アクマタリエフ(キルギス)が勝ち、74kg級は昨年の世界選手権70kg級優勝のヌルコジャ・カイパノフ(カザフスタン)が制した。日本は46年ぶりに3階級を制した。

 各階級のメダル獲得選手は下記の通り。


男子フリースタイル

 【57kg級】
[1]Han, Chongsong(北朝鮮)
[2]Valizadeh, Milad Jahangir(イラン)
[3]Batkhuyag, Munkh Erdene(モンゴル)
[3]Kalzhan, Rakhat(カザフスタン)

 【61kg級】
[1]須田宝(日本)
[2]Udit(インド)
[3]Mohammadnejad Javan, Ahmad Masoud(イラン)
[3]Zou, Wanhao(中国)

 【65kg級】
[1]田南部魁星(日本)
[2]Tseveensuren, Tsogbakrakh(モンゴル)
[3]Ebrahimzadehsavadkouhi, Abbas Mohammad(イラン)
[3]Kim, Kwang Jin(北朝鮮)

 【70kg級】
[1]Akmataliev, Ernazar(キルギス)
[2]Rassadin, Viktor(タジキスタン)
[3]Khalili, Sina Mahdi(イラン)
[3]青柳善の輔(日本)

 【74kg級】
[1]Kaipanov, Nurkozha(カザフスタン)
[2]Toktomambetov, Orozbek(キルギス)
[3]Aheiyou, Tu Erxun(中国)
[3]Asluev, Magomedrasul(バーレーン)

 【79kg級】
[1]Yousefi Hajivar, Mahdi Mohammad(イラン)
[2]Saipudinov, Khidir Kurban(バーレーン)
[3]Olonbayar, Suldkhuu(モンゴル)
[3]Evloev, Magomed(タジキスタン)

 【86kg級】
[1]Rahmani Firouzjiaei, Abolfazl Yaser(イラン)
[2]Sakayev, Bolat(カザフスタン)
[3]白井達也(日本)
[3]Naadambat, Batbilguun(モンゴル)

 【92kg級】
[1]Firouzpourbandpei, Amirhossein Biglar(イラン)
[2]Punia, Deepak(インド)
[3]Dauletbekov, Azamat(カザフスタン)
[3]石黒峻士(日本)

 【97kg級】
[1]吉田アラシ(日本)
[2]Aitmukhan, Rizabek(カザフスタン)
[3]Azimi, Mohammad Mobin Gholamali(イラン)
[3]Habila, Awusayiman(中国)

 【125kg級】
[1]Masoumi Valadi, Amirreza Fardin(イラン)
[2]Munkhtur, Lkhagvagerel(モンゴル)
[3]Sharipov, Shamil Magomed(バーレーン)
[3]Dinesh, Dinesh(インド)

《国別対抗得点》
[1]イラン 190点、[2]日本 146点、[3]カザフスタン 123点、[4]モンゴル 121点、[5]キルギス 111点、[6]インド 83点、[7]中国 69点、[8]ウズベキスタン 60点