2025.03.29

1-1で試合終了の場合は「先取ポイント」の選手が勝者へ…UWWが男子グレコローマンのルールを微修正へ

 世界レスリング連盟(UWW)は3月27日、公式ウェブサイトで男子グレコローマンで1-1で試合が終了した場合、ラストポイントではなく、先取ポイントを取った選手を勝者とするルールがUWW技術委員会から提案されたことを明らかにした。

 技術委員会の会議で、最後のポイントを獲得した選手に勝利を与える現在のルールは、試合前半に消極的に闘い、第 2ピリオドで相手にパッシビティを与える作戦をとられることが多く、試合全体を通して攻撃しなくとも最終的に勝つことができるという。この問題に対処するため、会議参加者の満場一致で微修正の提案を決めたという。

▲先に相手にパッシブを与えて1点を先制すれば、圧倒的に有利になりそうなグレコローマン=2023年世界選手権

 この変更は、男子グレコローマンの1-1の同点で終了した試合にのみ適用される。他のスコアで同点の場合は、現行のルール(ビッグポイント、コーションの数、ラストポイント)で決定される。あらゆる警告に対して、チャレンジを受け入れるべきという決定もした。

 UWWは、4月にスロバキア・ブラチスラバで開催される2025年欧州選手権でこの提案をテスト実施することを発表した。

 日本協会の沖山功審判委員長(香川・中部支援学教)は「UWW審判委員会を通じて正式な通達があれば、国内でもすぐに実施する」と話した。