2025.03.24

坂本由宇(ノーザンミシガン大)が3位入賞…2025年全米女子大学選手権(NCWWC)

 3月7~8日にアイオワ州コーラルビルで行われた2025年全米女子大学選手権(NCWWC)の117ポンド(53.07kg)級に出場した坂本由宇(ノーザンミシガン大=JOCエリートアカデミー~神奈川大出)が3位に入賞した(写真は、いずれも本人提供)。

▲NCWWC選手権で3位入賞の坂本由宇(右から4人目)。来年以降の活躍が期待される

 坂本は3回戦でカリッサ・ターンウォール(エマニュエル大)に5-6で敗れて敗者復活戦へ回り、3試合連続で勝利。3位決定戦はターンウォールとの再戦となり、13-0のテクニカルフォール(UWWルールのテクニカルスペリオリティ)で勝った。

  この階級を制したのはシドニー ・ペッツィンガー(ノースセントラル大)。坂本は2月22日に行われた「NCWWC Women`s Region 5」大会でこの選手にフォール勝ちしていた。

 NCWWCには、米岡優利恵(プロビデンス大=埼玉・埼玉栄高卒)が日本女子選手として初めて挑戦し、2019年に6位入賞している(関連記事)。メダル獲得は坂本が初めて。

 同選手は東京・AACCからJOCエリートアカデミー~神奈川大でレスリングを続け、2022年にU20アジア選手権で優勝。昨年4月、米国でレスリングに取り組むことを決意。ノーザンミシガン大へ進み、今年、米国デビューを果たした。昨年はU23世界選手権53kg級を制している。

 女子は来年から全米大学(NCAA)選手権で男子とともに実施される予定(注=同時開催になるかなどは、正式には発表されていません)。全米で72大学が女子レスリングに取り組んでいる。

▲日本女子選手として2人目の挑戦


 ■坂本由宇の話「アメリカでの初めての大舞台で、慣れない環境や、セコンドやアップパートナーなどに日本人がいない状況に孤独感と不安を感じ、初日は気持ちを強く持つことができませんでした。負けたあと、気持ちを立て直し、敗者復活戦は集中して自分らしい闘いができました。会場の派手な演出や観客の熱量など、アメリカでのレスリングは刺激的で楽しいです。来年は決勝の舞台でナショナルチャンピオンを目指します」

 
 
 
 
 
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