オリンピック3度優勝のブバイサ・サイティエフ（ロシア＝49歳）が死去

　世界レスリング連盟（UWW）は3月2日、オリンピック3度優勝のブバイサ・サイティエフ（ロシア、注＝日本では「サイキエフ」と発音されることが多かったですが、現地読みに合わせます）が死亡したことを報じた。死因などについては、ロシア・レスリング連盟のホームページなどででも報じられていない。49歳で、3月11日に50歳になるところだった。

▲2008年北京オリンピックで3度目の優勝を成し遂げたブバイサ・サイティエフ（ロシア）

　同選手は1995年世界選手権・男子フリースタイル74kg級で初出場初優勝を果たしたあと、1996年アトランタ、2004年アテネ、2008年北京の3度のオリンピックで優勝。世界選手権は通算6度優勝し、欧州選手権も6度制覇。ロシアを代表する選手で、2022年からロシア連盟の副会長を務めていた。

　出身のダゲスタン共和国のホームページには、パリ・オリンピックで5度目の優勝を遂げたミハイン・ロペス（キューバ）、世界で初めてオリンピックとUFCの王者に輝いたヘンリー・セフード（米国）、同共和国出身のMMAのスター選手のハビブ・ヌルマゴメドフらのほか、ダゲスタン共和国首長、他競技の有名選手ら多くの人の哀悼の言葉が掲載されている。