2025.03.01

【2025年ムハメト・マロ国際大会・特集】優勝選手の声(第2日)

(2025年2月27日、アルバニア・ティラナ / 取材・撮影=保高幸子)


 ■男子フリースタイル97kg級優勝・吉田アラシ(日大)「92kg級で出たアジア選手権以来の金メダルですね。体重は、まだ96~97kgくらいで、ぎりぎり足りている感じです。体重で負けることはなかったですけど、力負けするときはありましたので、しっかり(パワーを)つけていきたい。

 決勝は、内心びくびくで、最初に1点を取られたときは、勝てるかな、と心配でした。タックルを取れてからいい感じに試合を運べたので、よかったです。応援してくれた方々にお礼を言いたいです」


 ■女子50kg級優勝・伊藤海(早大)「去年10月のU23世界選手権と同じ会場。そのときは3位という悔しい思いをしました。同じ舞台で悔しさを晴らせて、うれしいです。今回のテーマは、試合を楽しむことでした。その中で、やってきた組み手やアタックの回数を増やすことを心がけました。2回戦で投げられたりして新たな課題は出てきましたが、試合前にテーマと考えていたことについては、ある程度達成できたと思います。

 6月の明治杯(全日本選抜選手権)で優勝し、プレーオフでも勝って世界選手権に出ることを目標にしたい。国内で勝てば世界で勝てるので、まず日本で勝つことを目標に練習していきたい」


 ■女子55kg級優勝・村山春菜(自衛隊)「遠征の前から腰の調子が悪く、飛行機の長い移動で(筋肉が)固まってしまったみたいで、憎体的にはきつい闘いでした。出るかどうか迷いましたけど、この時期に試合ができるのは貴重なことだし、出ることで何かを得られると思って出ました。

 片足タックルに入る姿勢になると腰がきついので、組み手を心がけましてけど、相手のパワーをパワーで受けたりでした。ただ、そうしたコンディションの中でも勝てるんだな、と思いました。いつもの動きができるようになれば、もっといい展開がつくれるのかな、と思います」