61kg級世界王者・小野正之助(山梨学院大)が57kg級パリ・オリンピック銀メダリストのスペンサー・リー(米国)を撃破!
米国のレスリング専門サイト「Flo Wrestling」が主催した「Flo Wrestling Night In America」が2月26日、アイオワ州コーラルビルで行われ、現在の男子フリースタイル軽量級で“世界最高の対戦”と言っても過言ではないメーンイベントは、小野がスペンサー・リーを3-2で下した。
セミファイナルで行われたパリ・オリンピック男子フリースタイル74kg級銀メダルの高谷大地(自衛隊)と、今月初めの「ザグレブ・オープン」(クロアチア)で同級2位のデービッド・カー(米国)は、カーが10-7で勝った。
小野は開始から27秒でスペンサーを場外に出して1点を先制。第1ピリオドの中盤とラスト28秒にも場外に出して3-0。第2ピリオドはアクティブティタイムで1点を失い、終了間際にも同様に1点を失ったが、3-2のスコアで勝った。
お互いにテクニカルポイントはなかったが、小野の前に出る圧力がまさった形。リーは地元メディアに対し、「彼は私を破った。負けは受け入れる。攻撃は彼の方が私を上回っていた」としながら、「技が出なかったことは(観客に)謝罪する。彼を高く評価しすぎたと思う。もう少しレスリングをしなくてはならなかった」とコメント。
「次に闘うときは、もっとエキサイティングな試合になればいい。私は彼をとても尊敬している。できれば、彼も私を尊敬してほしい。今日の私の試合を考えると、彼がそうしてくれるかどうかは分からないけど、彼は素晴らしい選手だと思う。彼がアメリカまで試合に来てくれてうれしい」と続けた。
なお、この一戦は、57kg級と61kg級の中間の59.5kg計量で行われた。
Masanosuke Ono defeats Spencer Lee 3-2 in the main event of the evening! 😳 #LEEvsONO pic.twitter.com/VY6lwtSO6Q
— FloWrestling (@FloWrestling) February 27, 2025