東日本学生連盟は2月22日、都内で理事会を開催し、吉本収会長(神奈川大)の再任を満場一致で決めた。2期目となる。規定によって会長指名で決まる理事長には曽根田明弘氏(立大)が留任、副理事長は森陽保氏(明大)が新たに就任。役員・専門委員長が下記の通り決まった(最下段参照)。
日本協会からの補助金が減額されている状況を鑑み、25年以上変わっていない東日本学生リーグ戦の参加費の値上げを検討。今年度、年間を通じて企業からの協賛金を98万円集めるなど連盟として努力していることも報告され、今後も努力することを前提にリーグ戦の参加費4万円を5万円にすることが承認された。
吉本会長は「個人戦の参加費を上げることは、できるだけしたくない」とし、協賛企業の獲得や各大学のOB会からの寄付金によって財政基盤の確立を目指す姿勢を示した。
3月1日に初めて東日本学生連盟研修会を開催する。各大学から主将と学連委員を集め、「競技者としての心構え・意識の向上」「社会のルールに対する適正な判断力の向上」「本連盟の目的の理解」「本連盟会員相互の連携・親睦の強化」「本連盟の活性化・組織パフォーマンス向上」の習得を目指す。
パリ・オリンピック銀メダリストの高谷大地選手(自衛隊)を招へいしての講演会、大学レスリングのメジャー化に向けた討論なども行い、学生レスリングの発展を目指して、座学で熱き闘いを進める。
昨年の総会で決定されたことだが、今年5月26日(月)~28日(水)に東京・駒沢屋内球技場で開催される東日本学生リーグ戦は、新方式で行われることが確認された。その後の理事会で、入れ替え戦は、全階級の試合が終了する前にチームの勝敗が決した場合は、その時点で試合を終了とすることも決まった。
総会に先立ち、就職活動支援企業の「株式会社スポーツ・フィールド」の境美里さん(旧姓宮内)からプレゼンがあった。宮内さんは東洋大時代の2021年に同連盟初の女性学連委員長に就任。現在は、スポーツ・ビジネスの会社で働いており、レスリングの発展のため、専門企業の立場から多くのアドバイスをいただく予定という。
2025年4月1日~2027年3月31日の連盟役員は下記の通り。
【会 長】吉本 収(神奈川大)
【副会長】木村元彦(専大)
【理事長】曽根田明弘(立大)
【副理事長】森陽保(明大)
【顧 問】朝倉利夫(国士舘大)
【常任理事】木村元彦(専大)、曽根田明弘(立大)、森陽保(明大)、伊藤啓太(拓大)、飯山禮文(東農大)
【監事(監査)】齊藤将士(日大)、伊藤諒(防大)
【審判委員長】早見龍馬(明大)
【総務委員長】伊藤啓太(拓大)
【副総務委員長】松田健吾(青学大)
【総務委員】関貴史(外部識者=元学連委員長)
【財務委員長】森陽保(明大)
【副財務委員長】飯山禮文(東農大)
【広報委員長】高橋大和(中大)
【強化委員長】木村元彦(専大)
【学生委員長】大桃遙望(神奈川大)